《抜粋》
24日、著名投資家であるウォーレン・バフェット氏は恒例の「株
主への手紙」を株主へ配信しました。
日本金融村でも、今年の「バフェット氏の株主への手紙」は、その
内容の質の高さから、「バフェットは流石だ」「バフェットは立派
だ」と、大変話題になっています。
バークシャー・ハサウェイの現金保有高は昨年10-12月に過去最
高の1676億ドル(約25兆2000億円)に膨んでいます。
そんな中、バフェット氏は今年の「株主への手紙」の中で、
「優良な企業の株式は、バークシャーや他の企業にみんな刈り取
られてしまったので、もうアメリカ国内にもアメリカ以外の国に
も、お買い得な株価の優良な株式は市場には存在していない。そ
の結果、われわれはキャッシュポジションを25兆円以上と、過
去最高水準にまで積み上げている。バークシャーは、今後は(パニ
ックやバブル崩壊が起こるまでは)「目を見張るような業績」は達
成出来ないだろう。パニックやバブル崩壊が起きて、(バーゲンセ
ールが再び始まれば、)その時はバークシャーは再び動く」、
という話を株主へ伝えています。
さらに、バフェット氏はこの「株主への手紙」の中で、以下のよう
に警鐘を鳴らしています。
↓ ↓ ↓
「実際に、市場は最初(の株価がとても低いとき)は慎重な行動で
始まり、(株価が高くなると)最終的には不必要な投機的行動で終
わりを告げます。そして、2001年のように、市場は予期せずして
急停止することになります。(パニックやバブル崩壊)
嘘と思うならば、2008年の9月(のリーマンショック)を思い出
してください。速い通信と驚異的なテクノロジーは瞬時に世界中
に麻痺を広めました。
今だって、発煙筒が炊かれてから(=逆イールドカーブが発生し
てから)長い時間が経っています。
『瞬時のパニック』は度々起こることではないですが、それは起
こります。
将来『瞬時のパニック』で市場が急停止したとき、バークシャーの
即時の対応力(25兆円以上積み上がった巨額のキャッシュ・ポ
ジション)は、大規模なチャンスを与えてくれるでしょう。
今やカジノ(ホームトレードのこと)は多くの家の中に入り込ん
で、個人はウォール街に扇動されて投機家となり、この投機家は
「熱狂」に突き動かされています。
(サイクル終期で株価が高くなると)より多くの一般大衆が株に
興味を持ち始め、そういった時期は、いかなる愚かなことであっ
ても、それが売れるならば、すべてマーケッティングの材料にな
ります。ウォール街の一部の(子悪党の)手によってマーケッティ
ングされた(詐欺的な)金融商品が、盛んに売られてゆくことでし
ょう。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)