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東京都連会長の座を死守する萩生田氏の衰えぬ権力志向

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2024.2.29                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------     東京都連会長の座を死守する萩生田氏の衰えぬ権力志向 --------------------------------------------------------------------- 派閥からパーティー券売り上げの裏金をたんまり受け取っていたことが発覚し た萩生田光一氏は、その責任をとってやむなく自民党政調会長をやめ、安倍派 の解散によって派閥領袖になる夢も泡と消えた。 だが、なんとしてもしがみついておきたい役職がある。自民党東京都連の会長 だ。裏金キックバックをもらっていた安倍派議員は各地で県連会長の辞任を表 明しており、その流れからいくと、萩生田氏もまた都連会長を退かねばならな い空気だったが、2月16日に開かれた都連の総務会で役員の改選を先送りにし、 ひとまず退任を回避できることになった。 「重要案件を抱えている中で辞める事の方が迷惑をかけるとの選考委員会の皆 さんの判断で、もうしばらく頑張る事になりました」と萩生田氏は自身のブロ グ「はぎうだ光一の永田町見聞録」に書いている。 党内には、萩生田氏ら安倍派幹部の離党や議員辞職を求める声もあるが、もち ろん萩生田氏にその考えはない。2月9日発行「文藝春秋」3月号の座談会記事 「『派閥とカネ』本音で語る」では、むしろそうした党内の声や世論に反発す るかのような発言がみられる。

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