━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
───────────────────────────────────
◇◆GELマガ Vol.655◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
───────────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.93年と同じく、予想を覆すシーズンへ
───────────────────────────────────
/【コラム】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
だいたい30人のスカッドを揃えるクラブが多く、ACLを戦うクラブは30人を越
える選手を揃えるなか、鹿島は二種登録の2人を含めても29人という陣容でシー
ズンをスタートさせる。加えて、現在は柴崎岳、溝口修平、松本遥翔の3人が別
メニューのため実質的には26人。さらに、鈴木優磨も完全には対人メニューを
こなしておらず、そこからマイナス1すると25人。昨日の戦術練習では、徳田誉
のみがピッチ外で見つめていた。
補強が急がれるCBも相変わらず3人体制のままだ。植田直通と関川郁万のCBコ
ンビはJ1の外国籍選手にも対抗できる強力な2人だが、そのバックアップは2年
目の津久井佳祐。何かあったときにはとてもではないが耐えきれないだろう。
新加入の戦力という意味でも目新しいところではチャヴリッチしかおらず、しか
も東欧出身ということでチャヴリッチ自身の日本での知名度はほとんどない。ギ
リェルメ・パレジも悪くない選手だが、リーグ全体に強烈なインパクトを残すと
いうよりは、チームのレベルを下支えしてくれる選手のようだ。つまり、開幕前
の現段階で鹿島への注目度はかなり低い。
だからと言って、今季の鹿島がまったく期待できないかと言えばそんなことはな
い。キャンプからここまで、ポポヴィッチ監督のチームづくりをみているとちょ
っとした驚きを与えられるのではないか、と期待してしまう自分がいる。柴崎ら
、主力の怪我というアクシデントはあったものの、ポポヴィッチ監督とミランコ
ーチが描くプラン通りにチームは進んでいるからだ。
まず、チームの大枠はしっかり提示されている。攻撃のときになにをして欲しい
のか、ボールを失ったらどうすべきなのか、守備のときのポジショニングは。そ
ういったピッチで共有されるべきチームとしての大枠はきっちり示されている。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)