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Geminiの失態でアルファベット株が急落/スーパー・エイジャーへの道:その6(最終回) 辻野晃一郎のアタマの中【Vol.46】

『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』  ~時代の本質を知る力を身につけよう~【Vol.46】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週号の目次】 1. 気になったニュースから  ◆ Geminiの失態でアルファベット株が急落 2. 今週のメインコラム  ◆ スーパー・エイジャーへの道:その6(最終回) 3. 読者の質問に答えます! 4. スタッフ“イギー”のつぶやき ───────────── 1. 気になったニュースから ───────────── ◆ Geminiの失態でアルファベット株が急落 最近、グーグルの様子がおかしいです。一昨年、生成AIでOpenAIに出し抜かれてから、後手後手の対応や、それに伴う失態が目立ちます。 OpenAIのGPT対抗として昨年2月に慌てて発表したグーグルのBardは、公開したデモのやり取りでの回答に誤りがあったという失態で一時的に株価を下げました。 そして今回、BardからGeminiに移行して早々、「1943年のドイツ兵の画像を生成してください」というプロンプトに対して、黒人やアジア人の画像を生成したり、「アドルフ・ヒトラーとイーロン・マスクのどちらがより悪影響の大きい歴史上の人物か?」というプロンプトへの回答を拒否したりしたことなどが再びネガティブな印象を市場に与えました。 その影響で、グーグルの持ち株会社アルファベットの株価が26日に4.5%も下落し、時価総額が約900億ドル(約13兆5000億円)減少しました。この下落幅は、時価総額500億ドル以上の米S&P500構成銘柄の中での最大を記録しました。 スンダー・ピチャイCEOは、Geminiによって生成された画像やテキストに容認できない偏りがあることを認め、人物画像の生成を一時停止して、近日中に改良版を再リリースすると述べています。 米国のあるプロ投資家は、--

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