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第034号 「バブルではないが、高値圏ではある」

Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!
[1] 市況展望(執筆日時:3月1日 23時) (1) 9年も前(2015年2月)から史上最高値   は更新され続けてきた  2月は周知のとおり、日経平均株価が 史上最高値を更新しました。  1989年末のバブルの最高値と比較する ことが全くナンセンスであるということは、 すでに1月16日配信の「無料メルマガ」で お伝えしました。(その「無料メルマガ」 は、↓こちらのURLをご覧下さい。) http://www.prof-sakaki.com/zemi/merumaga/detail_256.html  1980年代後半の異常なバブルの株価 水準は度外視(無視)すべきなのです。  もしも1980年代後半に異常なほどの バブルが発生していなければ、1989年末 における日経平均株価の「あるべき株価 水準」は「10,000円弱」だったはずなの です。  それが「4倍もバブって」、38,915円 になったのです。 (ここで述べた「10,000円弱」という のは、1989年末当時の日経平均のPERと PBRの値を基にして大ざっぱに推計した 値です。)  そう考えますと、日経平均株価が 2015年2月に「18,300円」を超えた 時点で「史上最高値を更新していた」 のです。  「18,300円」というのは、リーマン ショック前の2007年2月に付いた バブル崩壊以来の最高値です。  この頃も「プチバブル」と言われて いました。  なお、1989年末以降、日経平均株価 は下落基調が続き、2003年4月28日に 「7.603円」という底値が付いて以降、 日経平均株価は2007年2月までは 右肩上がりで、「資産インフレ」が 進みました。  ですから、もっと言ってしまえば、 2003年9月に日経平均株価が明確に 1万円に乗ってきた時点で、すでに 実質的には「史上最高値を更新して いた」とさえ言えるのです。

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  • 前半で、日本の株式市場の先行きに関する市況を展望します。また、株式投資に有益な知識や考え方をときおり交えて、株式投資に関する正統派の知識を普及することを目指します。 そして、後半では、読者の皆様からの質問に、ざっくばらんにお答えするコーナーや、新規書き下ろし原稿を披露します。
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