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雰囲気が変わったと思われた日本株ですが米国経済指標、特にパウエル議長が気にしていると言われているPCEの数字が弱めだったことを受けて一気に上値ブレイク、ついに日経平均株価は40000円の大台を超えました。確かにMSQ前週で指数のボラは高まることは予想できましたが想定していたアッパーの39500円と一気に超えたことでデルタヘッジやモメンタムを巻き込む先物買いで一気に上昇したのは想定通りです。とはいえ本当に一気上げでしたね。裁定買い残は相当増えており向こう1週間でそれが解消されるには相当売らなくてはならずいまのマーケットの強さを考えるとかなりのロールが進んでいると想定されますがどうなるでしょうか?一方で日銀の金融政策に関して一部では変更か維持かで様々な意見が飛び交いこの辺りのニュースフローにも注目です。それでは今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1.ASML株に見るHFTの癖
2.ハイパーグロース株分析:BASE(4477)一周回って再成長 麦わら帽子は冬に買え
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1.ASML株に見るHFTの癖
ASMLと言えば泣く子も黙るオランダの世界的な半導体製造装置メーカー。
ASMLの主要製品は高度な光技術を使用して極小回路をシリコンウエハーに印刷する極端紫外線リソグラフィ(EUV)装置です。EUV装置の製造台数は年間50台ほどで、ASMLが技術をほぼ独占してる言わば半導体前工程の中核企業
同社の株価の動きは今の半導体相場で絶対チェックしなくてはいけません!
そんな会社の株価の動きに関するニュース!
こう言う話大好物なのでもう少し詳しく書きますね。
ASML株が一時7.1%急落、「ファットフィンガー」か-取引所は否定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-13/S8T4VMT0G1KW00
■値動きと出来高を分析してみよう
Bloombergの記事によるとこの値動きはFatFinger
ファットフィンガー
つまり誤発注
確かに誤発注と思われるのですが、価格の動きと出来高を分解するといろいろ見えてきました。
ASML5分足
5分足見ると単純な誤発注にしか見えません
しかしTrading Viewの秒足見ると僕にはこんな感じに見えました、妄想ですが。
1秒足
出来高見やすく拡大すると⬇️
出来高推移
■予期せぬボラティリティイベントとHFTの関り
今回のASMLのケースは予期せぬボラティリティ発生のようです。
ニュースも何もない。
つまり外部要因がないのでディレクショナル戦略が入れないイベントということになります。
つまりきっかけが何らかのフロー要因。
得てしてこのような動きをするときは誤発注であることが多いです。
僕もこういう経験がありますが、例えば終日かけて時間分散で執行する注文をVWAPもしくはTWAP戦術を選ぶはずが間違って出来高追随戦術を選んでしまうとこういうことが起きます。
また指値付き注文を間違って成行で発注してしまうと同じような事が起きます。
完全にヒューマンエラー
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