「賃上げで成長の好循環」は勘違い
政治家のみならず、エコノミストの間にも「賃上げで成長への好循環を」という考えが広がっています。偏った所得分配が経済の効率を阻害することはありますが、そもそも賃上げを進め、価格転嫁を進めれば成長が高まる、という考えは勘違いです。果実を労働者により多く配分すれば企業の取り分が減るだけで、成長は高まりません。
自民党議員の中には、中小企業の賃上げが進むよう、価格転嫁を法制化することまで求める声が上がっていますが、日本を中国並みの統制経済にしたいのでしょうか。賃金問題における「誤解」を解かねばなりません。
「バランスの良い分配には意味がある」
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