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第267回 親孝行南国股旅日記 前編

田村キョウコの「微熱の世界」
目次 1.微熱の毎日 2.本日の食卓 3.お知らせ ・・・・・・・・・・・・ 1.微熱の毎日 このコーナーでは時に熱を持って、時には平熱でコラム、日記、雑文等々お届けします。 *********************** 親孝行南国股旅日記 前編 *********************** 2/22(木) その1 灰色の街から青の街へ モノレールに乗り羽田まで。 冷たい雨に濡れる臨海の景色を眺めている。 いつもなら京急で羽田まで行くのだが、 今日は京急が大幅に遅延しているとのこと。 急遽浜松町からモノレールに乗ることにした。 今朝の都内は中央線、埼京線、京浜東北線、横須賀線、京急などなど、 あちこちで電車が遅延したり止まったりしている。 搭乗時間に間に合うかどうか ついさっきまではらはらしていたところ。 過信していた。 こういうことがあるから ちゃんと早目に家をでないと駄目だ。 電車だって常にギリギリのとこ攻めてんだよな。 こんな複雑緻密な交通網。 簡単に運行してるわけじゃありませんの。 私が悪い。 東京の行く先はどこなんだろうな。 臨海の景色は地理の資料集に載せたいほどの「臨海」だ。 灰色の河口、海、橋。 ビル、ビル、道路、ビル、 取り壊されるビル、これから建つビル。 重機、足場、転落防止のシート。 交差する首都高速の路面、 全車線に大きな文字で「追突注意!」と 書かれてあるのが見える。 その隙間を今私が乗っている モノレールなんてものを走らせているわけで なんでモノレールなんだろう。 車幅狭いじゃん?

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  • 孤高のアコースティックユニット、サンタラのVocal田村キョウコがお届けする微熱の世界。 歌には入りきらなかった日常の欠片を綴ります。 SNSでは到底味わえないメルマガならではの濃さをお楽しみください。
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