『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年3月4日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年3月4日号
●赤羽雄二の視点:ポジティブ思考を身につける(『成長思考』その12)●今週の相談
・部下が10名いて、一人サブリーダー的に活躍できそうな人材が育ってきました。ただ、優秀なだけにできない他のメンバーに対してやや不満げに接しています。ここだけが欠点なので何とかしたいのですが。
・自信がなくて、会社でも劣等感にさいなまれています。やってもやってもうまくいかないのですが、どこからか挽回する方法があるでしょうか。
・上司がまともに仕事の指示をしてくれません。2,3行で資料を作れとだけ言ってきます。誰にどういう趣旨・背景で出すのかがわからなければ準備のしようがないのですぐミーティングを依頼するのですが、返事がありません。今回だけではないです。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:ポジティブ思考を身につける(『成長思考』その12)
ポジティブな人ほど成長しやすい
ポジティブな人ほど成長しやすいと思います。一度でうまくいくことは少ないけれども、ポジティブな人は、やり方を工夫して、それができるまでやり続けることができます。やる気をなくしたり、感情的になったりすることなく、やり抜くことができます。人のせいにせず、自分の責任として取り組むので、当事者意識があり、成長しやすくなります。
一方、ネガティブな人は、うまくいかないとき、できない理由ばかりをあれこれ言い続け、「自分がどうすればよかったのか」「今後どうしていけばいいのか」などはあまり考えません。物事を否定的な方向からしかとらえないので、うがった見方もするし、すぐ人のせいにしてしまいます。人のせいにすると、反省しないので、成長しづらくなります。
仕事でもスポーツでも、一流と言われる人は、ポジティブです。それは、インタビュー記事などを見てもわかります。ポジティブなので、成長してそのレベルになり、それがまた自信となって、ますますポジティブになっていくのではないかと考えています。
「そんなことはわかっているが、どうしてもポジティブになれないから困っているんじゃないか」と言う方がたくさんいますが、本当にそうでしょうか。
ポジティブでもネガティブでもどちらでもいいのに、「ネガティブな見方をしたほうが楽だから」あるいは「人に指を向けやすいから」ネガティブな考え方をしている、ということはないでしょうか。
頭の中で何を考えるかだけなので、ポジティブに物を考えるか、ネガティブに考えるかは、実は自分で操作することができるはずです。
「自分はネガティブな性格だ」とこれまでは押し切っていたものの、考えてみれば、自分でそういうスタンスを取っておいたほうが「カッコイイ」「深みがありそうに見える」「それ以上、悪いようにはならない」と思っていたのではないでしょうか。
機能不全家庭に育ったアダルトチルドレンや、愛着障害、発達障害、パワハラなどでつらい思いをされている方も、もちろんいらっしゃると思います。しかし、自分の成長ということを考えるのであれば、いろいろな工夫をして、できるだけポジティブな見方をするのがよいと思います。
そのほうがはるかに成長するので、気分がずっとよくなり、ポジティブな気持ちがさらに高まっていきます。無理しなくても、少しずつポジティブでいられるようになります。そうして好循環が始まるのです。
ポジティブになるための工夫
では、どうしたら、ポジティブ思考をすることができるのでしょうか。「もともと人はポジティブ思考ができるのに、非常に嫌なことがいろいろ起きてしまった結果、ネガティブ思考になってしまうのだ」と私はとらえています。
非常に嫌なことというのは、ほとんどが、人にまつわるものです。
人は人と仲良くできないとき、嫌な気持ちになり、度を超えるとネガティブになりがちです。意地悪されたり、裏切られたり、馬鹿にされたりすると、嫌な気持ちになります。常にそういうことをされていたら、ネガティブになるのは当然です。
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