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北朝鮮の防空・迎撃態勢は脆弱なのか、盤石なのか? 知られざるその実態

辺真一のマル秘レポート
\\\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ///           辺 真一メールマガジン        マ┃ ル┃ 秘┃ レ┃ ポ┃ ―┃ ト┃         ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛              2024.03.05 Vol.362          [毎月5,15,25日発行+号外あり] /// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\\  米韓合同軍事演習が3月4日から始まった。訓練には空中強襲訓練、空対地爆撃訓練などが含まれている。  朝鮮半島有事の際に米韓は先制攻撃を軸とした「5026作戦」と全面戦争に向けた「5027作戦」に基づいて行動を起こす。すべての訓練はこれら作戦計画に沿って行われ、年々グレードアップさせている。  基本的に米韓連合軍は被害を最小限に抑え、長期戦を避けるには電光石火のような先制攻撃が不可欠であるとしている。北朝鮮軍がミサイルや野砲のスイッチを押す前にすべての火力を一掃させる必要がある。そのための作戦は大きく分けて三つの段階から成る。  第一段階は、緒戦に金正恩(キム・ジョンウン)最高司令官と軍司令部を結ぶ指揮統制通信情報センター(C41)を破壊することだ。センターの破壊にはすべての武器と空中や宇宙監視システム、海上火力や空中火力が融和しながら攻撃に加わらなくてはならない。戦争勃発から数分内に北朝鮮軍心臓部を破壊できるかどうかが、ソウルを守れるかどうかのカギとなる。第一段階が成功すれば、北朝鮮軍は交信不能な状態となり、部隊間の命令伝達は麻痺する。  第二段階では、休戦ラインに配置されている北朝鮮軍の在来式の通常兵力を空中からの爆撃と地上、海上からの爆撃で壊滅することだ。これに成功すれば、韓国軍の被害は最小限に抑えることができる。

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