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第788回 スーパーチュースデーで深まる分裂の危機、プターが語るナワリヌイの死の真相、ホーグの2024年予言

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第788回 スーパーチュースデーで深まる分裂の危機、プターが語るナワリヌイの死の真相、ホーグの2024年予言 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 アメリカで15州が一斉に投票を行い、共和党と民主党の統一候補を決定するスーパーチュースデーが始まった。やはりその背後で、アメリカが分裂に向かう懸念が高まっている、それをリアルに伝える。最後に、プレヤーレンのプターが解説するナワリヌイの死の真相を紹介する。また、ジョン・ホーグの2024年予言も紹介する。 ▼スーパーチュースデーのトランプ勝利と米国の分裂 それでは、早速今回のメインテーマを書く。スーパーチュースデーのトランプ勝利がもたらすアメリカの分裂の可能性である。このメルマガの記事では、アメリカの分裂の可能性を継続的に書いているが、スーパーチュースデーでトランプが勝利したので、いまのアメリカの国内がどうなっているのか、改めて解説することにした。 スーパーチュースデーが始まった。スーパーチューズデーとは、単独の州で予備選や党員集会が行われるのではなく、共和党の場合は全米15の州で、民主党の場合は16の州で一斉に投票が行われるのがスーパーチューズデーだ。 共和党の場合は代議員総数の3分の1以上、民主党も同等の代議員数が投票で決まる。投票が行われる州は、アラバマ州、アラスカ州(共和党のみ)、アーカンソー州でも予備選が行われる。それ以外ではカリフォルニア州、コロラド州、メーン州、マサチューセッツ州、ミネソタ州、ノースカロライナ州、オクラホマ州、テネシー州、テキサス州、ユタ州、バーモント州、バーニジア州だ。 トランプは、バーモント州を除く14州で勝利し、圧勝した。対立候補のヘイリーは撤退を表明したので、トランプが実質的に共和党の統一候補となるのが確実な状況だ。一方、同じく行われている民主党の予備選では、対立候補がいないので、バイデンが勝利する見込みだ。 ●トランプ革命党になりつつある共和党 トランプの動向や共和党の動向については日本の主要メディアでも注目され、頻繁に報道されている。しかし、トランプがなぜここまで強いのか、分かりやすい解説はされていない。2016年と2020年の大統領選挙では、グローバリゼーションの流れに乗り切れず、貧困化した米中西部、「ラストベルト」の労働者層が岩盤支持層であった。この層はもともと民主党支持であったが、2016年からトランプ支持に乗り換えたと日本では解説されている。 しかし、トランプの支持層はかつてよりも拡大している。「ラストベルト」という地域性には限定されなくなっているのだ。それというのも、共和党全体がトランプの党に変質したからだ。この変化をもっともよく現しているのが、共和党トップであったミッチ・マコーネル院内総務の役職からの引退である。これはどんな変化なのか説明しよう。一部の文章はすでに「YOOR」の記事で紹介しているが、このメルマガにも掲載する。 いまだに日本では、アメリカの政治は資本家を代表し、市場の合理性を尊重して小さな政府を主張する共和党と、労働者や人種的マイノリティー、さらに社会的弱者の利益を代表し、所得再配分を行う大きな政府を主張する民主党との対立で運営されていると見られている。たしかにこの構図は、南北戦争が終結した1865年から、1990年代の始めくらいまではそうであった。しかし、ブッシュ(父)政権が終わり、クリントン政権が成立した1992年頃から、徐々にではあるが、共和党は本質的に変質する道をたどった。

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