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【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.981≪2024年 数1A 第3問≫(2)

【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
□--■--□--■--□--■--□--------------------------------------------◆  【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.981         ≪2024年 数1A 第3問≫      2024/3/8 ◆----------------------------------------□--■--□--■--□--■--□--■ 目次・・・■ 問題 ■ 解説目次 ■ 解答・解説 ■ 公式 ■ 解答一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガでは、大学入試共通テストの問題を詳細に解説します。 ■ 問題 2024年共通テスト数1Aより 第3問  箱の中にカードが2枚以上入っており、それぞれのカードにはアルファベットが 1文字だけ書かれている。この箱の中からカードを1枚取り出し、書かれている アルファベットを確認してからもとに戻すという試行を繰り返し行う。 (1) 箱の中に[A],[B]のカードが1枚ずつ全部で2枚入っている場合を考える。  以下では、2以上の自然数nに対し、n回の試行でA,Bがそろっているとは、 n回の試行で[A],[B]のそれぞれが少なくとも1回は取り出されることを意味する。 (i) 2回の試行でA,Bがそろっている確率は[ア]/[イ]である。 (ii) 3回の試行でA,Bがそろっている確率を求める。  例えば、3回の試行のうち[A]を1回、[B]を2回取り出す取り出し方は3通り あり、それらを全て挙げると次のようになる。    1回目 2回目 3回目   ―――――――――――――    [A] [B] [B]   ―――――――――――――    [B] [A] [B]   ―――――――――――――    [B] [B] [A]   ――――――――――――― このように考えることにより、3回の試行でA,Bがそろっている取り出し方は [ウ]通りあることがわかる。よって、3回の試行でA,Bがそろっている確率は [ウ]/2^3である。 (iii) 4回の試行でA,Bがそろっている取り出し方は[エオ]通りある。よって、 4回の試行でA,Bがそろっている確率は[カ]/[キ]である。 (2) 箱の中に[A], [B], [C]のカードが1枚ずつ全部で3枚入っている場合を考える。  以下では、3以上の自然数nに対し、n回目の試行で初めてA,B,Cがそろう とは、n回の試行で[A], [B], [C]のそれぞれが少なくとも1回は取り出され、かつ [A], [B], [C]のうちいずれか1枚がn回目の試行で初めて取り出されることを意味 する。 (i) 3回目の試行で初めてA,B,Cがそろう取り出し方は[ク]通りある。 よって、3回目の試行で初めてA,B,Cがそろう確率は[ク]/3^3である。 (ii) 4回目の試行で初めてA,B,Cがそろう確率を求める。  4回目の試行で初めてA,B,Cがそろう取り出し方は、(1)の(ii)を振り返る ことにより、3×[ウ]通りあることがわかる。よって、4回目の試行で初めてA, B,Cがそろう確率は[ケ]/[コ]である。 (iii) 5回目の試行で初めてA,B,Cがそろう取り出し方は[サシ]通りある。 よって、5回目の試行で初めてA,B,Cがそろう確率は[サシ]/3^5である。 つづく ※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

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  • 2021年からスタートした共通テスト。数学にも読解力が求められる時代になりました。数学の著書多数、大学入試指導歴25年の著者が、イメージ重視かつ論理的に解説します。家庭教師の生徒さんからも「これだけ詳しい説明ならわかります!」と好評です。 2次関数、三角比、確率、命題と集合、軌跡と領域、指数対数、三角関数、微分積分、数列、ベクトルなど。
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