アメリカ大統領選挙の「スーパーチューズデイ」が終わって、「も
しトラ」が「ほぼトラ(6~7割の確率でトランプ大統領が誕生す
ること)」へと、シフトしました。
「ほぼトラ」で、一部の内外の投資家から「日本の地政学的リス
ク」が改めてクローズアップされ始めたように思います。
アメリカの諜報機関によれば、中国の台湾侵攻の可能性は202
7年以降に急速に高まるとのこと。
リテラシーの高い投資家の間では、「ほぼトラ」で「リスクオフの
円高・日本株売り」がごく一部ではありますが既に始まっている
かもしれません。
3月7日のドル円の為替市場も日本株式市場もわずか一日で大き
く動きました!!!1ドル148円割れの円高へ振れて日経平均
も500円近く下落しました。
「日銀の3月か4月のマイナス金利の解除」観測は既に市場はほ
ぼ折り込み済みでした。この観測だけでは為替が大きくは動かな
ったでしょう。
おそらく為替市場は、「ほぼトラ」による「リスクオフの円高」の
可能性でも動いたと思われます。
さらにさらに、為替市場は、マイナス金利解除の向こうに待構え
ている「植田日銀の利上げ(政策金利をゼロから0.1%へと引上
げること)」をも懸念しているものと、予想されます。
さらにさらにさらに、市場は次期総裁による増税懸念も今から織
り込み初めているのかも知れません。
岸田政権の支持率低下が止まりません。
4月末か6月には解散総選挙が取りざたされています。
次期総裁は「まずは財政再建ありき」「増税ありき」の人物が就任
する可能性がとても高く、投資家の間では今から大変懸念されて
います。
当面、日経平均は4万円前後で「もみ合い」を続けることでしょ
う。
が、この春か夏に解散総選挙が行なわれて、その後親中派の財政
再建(増税)派が新総裁に就任すれば、それを境に日本株式市場は
持続的な下落を開始してゆくかもしれません。
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