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ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)2024年3月9日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  3月8日は国際女性デー(国際女性の日)。もとは国際婦人年である1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決される。また3月8日は「ミモザの日」とも呼ばれ、黄色いミモザの花がシンボルとして親しまれている。  国際女性デーは、1904年3月8日、米ニューヨークで女性労働者が婦人賛成権を求めデモを起こしたことに由来する。  なお世界にはアフガニスタンやカンボジアなど、3月8日を祝日と定めている国も20カ国、存在。ドイツでは、2019年よりベルリンのみで祝日となった。  また、ミモザの旬は毎年2月~3月にかけて。イタリアで、男性から女性のミモザの花を贈る習慣があったことから「ミモザの日」とも言われるようになった。  一方、65歳以上の一人暮らしの女性の相対的貧困率が、44.1%にのぼることが判明(1)。貧困問題を研究する阿部彩・東京都立大学教授が、厚生労働省の国民生活基礎調査を(2021年度分)の個票をもとに独自に集計し、1月末に発表した。   阿部教授は、 「高齢期を支えるべき年金が家族モデル、もっと言えば男性中心モデルになっている」(2) と指摘する。 (1) 二階堂友紀「単身の高齢女性 4割貧困」朝日新聞、2024年3月8日付朝刊、1項 (2) 二階堂友紀、2024年3月8日 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 自民党・萩生田氏の政治資金裏金化問題の盲点 裏金でメディアと会食か? 「文春砲」ともズブズブのマスコミとの共犯関係 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  泥沼化する一連の政治資金パーティー裏化問題によって内閣支持率が過去最低を記録し続ける岸田政権であるが、しかし対応を一線と化しているのが萩生田光一前・政調会長だ。  萩生田氏は政治倫理審査会への出席を拒み続けている。  萩生田氏は2018年から22年の5年間で政治資金収報告書への不記載が計2728万円あったとしたうえで、それを事務所スタッフは管理していた(1)とし、釈明したにもかかわらず、だ。  萩生田氏の5年間の不記載額は逮捕・立件された安倍派の大野泰正参院議員、谷川弥一衆院議員、池田佳隆衆院議員に次ぐ規模である。  さらに、萩生田氏が代表を務める「自民党東京都第24選挙区支部」の訂正した政治資金収支報告書は「収入総額」「前年からの繰越額」「支出総額」「翌年への繰越額」のすべてで「不明」と記載。  政治資金規正法では、収支の不記載は5年以下の禁錮または100万円以下の罰金と定められている。  さらに先月10日に発売された「文藝春秋」3月号に掲載された、武田良太・元総務相と加藤勝信・元官房長官との鼎談記事で、萩生田氏は裏金事件を完全に開き直り、挙げ句、被害者気取りで愚痴までこぼしている状態。  この余裕は何なのか。 目次 ・萩生田氏、「文藝春秋」で言い訳 ・裏金でメディアと会食? ・文春砲も餌食に ・萩生田氏、「文藝春秋」で言い訳  「文藝春秋」3月号に掲載された鼎談で萩生田氏は、

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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