□■【石原加受子】「戦う」時代が終焉を迎えている　■□

□■□　石原加受子の実生活に使える「意識のお話」　□■□ 「自分中心心理学」は、自分を愛するための心理学です。 「自分を愛する」には、自分を核とします。 可能な限り自分の心に寄り添い、自分の心を裏切らない。 そして、自分の心を満たす。 そうなれば、自分の「願い」は、ストレートに叶います。 …………☆★☆★☆…………☆★☆…………☆★☆★☆………… □■【石原加受子】「戦う」時代が終焉を迎えている　■□ 最近しきりに「意識の貯金」という言葉を強調するのは、一つ は、もう「争い合って、勝つ」あるいは「優劣を競って、勝つ」 という生き方そのものが、すでに通用しなくなってきているから です。 いつも伝えていることですが、相手と戦って勝ったからといっ て、「満足する」ことはありません。 満足するのは、スポーツで優勝した、というような場合です。 これは、戦っているといっても、自分の持てる力を発揮して優勝 した、というだけで、相手を傷つけたりはしていません。 （もっとも昨今は、純粋なスポーツ精神から外れて、利権や賄 賂がつきもののようですが。） そんなスポーツの「勝つ」を、日常生活に持ち込んだとして も、決して満足することはありません。 満足しないからこそ、実質的には勝っていても、自分がイメー ジするような「勝った気分」は訪れず、残るのは、悔しいとい う思いだけでしょう。 どんな場合でも、残るのは「悔しい」という気持ちであって、 そうだからこそ、性懲りも無くまた戦う、ということの繰り返 しとなるのです。 もっとも、最初から「戦わないでも、勝っている」環境で生ま れてくる人たちもいます。 例えば王族、家系的に超大金持ち、地位的に常に高い位置を保 証されている。こんな人たちは、戦う必要がないのかもしれま せん。 ただそれすらも、私たちの目からそう見えるだけであって、おそ らく、戦っています。 自分で気づいていないだけでしょう。 モリカケ問題が発生したとき、安部元首相のお友達の加計孝太 郎さんは、「俺たちは、下々とは違うんだ」と言っていたという 記憶があります。 裏金作りに勤しむ方々も、「俺たちは下々とはちがう、高級市 民だ」という意識があるでしょう。