白馬社編集部と社会学作家・秋嶋亮の対談を収録した「週刊オンライン白馬社」の2024年2月の記事
をまとめて配信しています。
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★SNSを規制する法案が作られる★
2024年は災害の連続で幕が切って落とされた。地震、津波、飛行機事故で国民がパニックに陥る裏で
は、ショック・ドクトリンの教科書通りに、危険な法案が整備されようとしている。このような中で、
これらSNSがどのように規制されるのか、編集部と秋嶋亮が詳しく解説します。
編集: 年明けから半月余りの間に、地震、津波、飛行機事故、原発の電源喪失、火災(輪島市、北
九州市、田中邸)、国会の爆破未遂などの異常な事件が続発しています。
秋嶋: いよいよ日本は<テロの時代>に突入したのだと思います。もちろん自然災害や事故は厳密
に分別しなければなりません。しかしこれらの事件にすらテロリズム(人為的な破壊工作)の痕跡が
窺えるのです。
編集: 被災地の火災もマウイ島などと同じくDEW(指向性エネルギー兵器)が使われたのではないか
と囁かれています。
秋嶋: 関連のないバラバラの出来事に関連があると思い込む心理バイアスを「錯誤相関」とか「アポ
フェニア」と言いいますが、特に僕のような社会問題を扱う者は、そのような傾向がないか自己モニタ
リングを徹底しなくてはなりません。それを自戒した上で言いますが、やはり一連の事件は新たな体制
作りを目的化している、としか思えない節があります。
編集: 私もそのように感じています。パニックの連続によって国民の恐怖を煽り、緊急事態条項を孕
む改憲案に合意させる狙いではないでしょうか。
秋嶋: 仮にそのような企図がなかったとしても(偶然の連続だとしても)結果としてそのような作用
が生じるでしょう。別の言い方をすれば、続発する「コンティンジェンシー(不慮の事故や予測不能な
災害)」は確実に政治利用されるのです。
編集: SNSでも災害を口実に改憲を発議するショック・ドクトリンへの警戒が高まっています。今後、
改憲に反対するデモも活発化するでしょう。
秋嶋: 政府はこれに言論統制で対処する構えです。
編集: そこら辺を詳しくお願いします。
秋嶋: 今回提出された「特定電気通信による情報流通で発生する権利侵害等対処法」という長ったら
しい名称の法案は、SNSの誹謗中傷を根絶するため、プラットフォーム企業に対し不適切な投稿の削除を
義務付けるというものです。要するに政府は、政府批判を誹謗中傷という言葉にすり替え弾圧する目論
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