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【財政健全化推進本部・古川禎久座長の欺瞞】「馬車を前に進める気を持たない」古川氏が「御者」である限り、日本は確実に地獄に落ちる。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
今、岸田総理は、財政を健全化するために、官邸直属の委員会として「財政健全化推進本部」を設置しています。その座長が、自民党の古川禎久議員なのですが、その古川氏が、NIKKEIのラジオポッドキャスト番組「NIKKEI切り抜きニュース」(1/11(木)配信)でお話しされている内容を過日たまたま耳にしたのですが、そのお話しの内容が卒倒しそうになる程に酷い内容でした。 一言で言いますと、この方に、日本の財政の「御者」(ぎょしゃ=馬車の運転手)を任している限り、日本は停滞・衰退し続け、日本国民には最悪の未来しか訪れ得ないということがハッキリを分かる内容だったのです。 彼はまず、次のように発言されているのですが… 『車の手綱を取る役割が財政。馬の中には社会保障馬がいたり、防衛馬がいたり、あるいは公共事業馬等。時として暴走すれば馬車は転覆。御車は時に応じて手綱をひいたり、緩めたりして馬車を安全に走らせなければならない。これが財政の役割。』 この指摘はまったく正しい指摘です。 要するに財政が拡大しすぎて、それで何らかの「破壊的事象」が起こると大変である(これは、古川氏が「転覆」と表現している事象ですね)、だから、財政を「引き締める」ことが必要な時がある、という指摘はまさにその通りです。

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