2024/03/11 第178号
▽執筆▽
日本立禅会主宰・立禅ナビゲーター
凪(nagi)恵美子
【日本立禅会ホームページ】
https://rituzenkai.jp/
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まぐまぐの Woman NEXT Award 応募作品として4通連続でお届けします
▽ 私の「エンパワーメント・ストーリーズ」その2 ▽
日本立禅会主宰の凪恵美子です。
わたくしは、常日ごろ、自分の運営している日本立禅会に興味を持ってくださる人が増えて欲しいと熱望しています。Woman NEXT Award への応募をきっかけにメールマガジンの読者を増やし、立禅に取り組んでくださる人が増える事を大いに期待しています。
わたくしは、立禅の先生をしていますが 生徒さんに対して、あるいはSNSを通じて、自分の経歴を多く語ることはしません。良いことを語れば自慢気になるし、振り返って不幸や苦しみを語るのも辛いものです。何事もなく平静に生きてきた顔をして、穏やかに過ごすのが、わたくしの望みであり、立禅修養の最大の目的でもあります。
とはいえ、時に(できるだけ真摯に)語ることも、それを聞く人の中に小さなきっかけを作るかもしれません。
【わたしのプロフィール】
神戸市出身。長女(弟二人)。実家はお好み焼店。
兵庫県立神戸高等学校から多摩美術大学大学芸術学科(現代美術)卒業
卒業後、乗馬クラブ研修生を経て結婚、出産、離婚、シングルマザーとして
一人娘を育てながら武術と立禅に出会う。以来、立禅歴23年目。指導歴は11年。
一生修行、生涯現役を目標に、現在も武術と養生気功の優れた指導者の下で研鑽中
趣味はバンド活動(ヴォーカル)、特技はベリーダンス(指導しています)
【キャリアのきっかけ】
(前号までのあらすじ)
シングルマザーとして、娘を育てながら働いていたわたくしは、生活に疲れはて精神を病みました。闇からなんとか抜け出したいと、もがいていた時に 娘と一緒に見たテレビの子供向け番組中に、某有名空手家が画面に向かって「そんなんじゃダメだ!気合いを入れて。元気を出すんだ」云々、言うシーンを見て・・
(ここから今週号)
苦しさと悲しみで一杯になっている意識の中で・・この空手というのをやったらば、私は元気になれるのだろうか? 生きていく勇気が出るのだろうか?と、うっすらと思いました。テレビ画面の中で自信に満ち溢れた様子で大声を出す人が羨ましくなりました。
わたくしは幼少よりアートや文化的なことが大好きで、体育やスポーツは苦手のタイプでしたし、武術や空手などには一瞬たりとも興味がありませんでした。空手の経験者の知り合いなども全くおらず、さらに当時は現在のようにインターネットが発達していませんから、情報を得る手段はなく、電話帳で空手道場を調べました。
・・もしかしてこれで元気になれる(うつ状態から抜け出せる?)かもと望みを託し当時5歳の娘を連れて近所の空手道場を訪れました。
電話帳で調べて近所だからという理由だけでうっかり入門した道場こそが
(後日気づいたところでは)
世界大会チャンピオンが創設し、大変に厳しい指導の道場でした。
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