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国会議員も地方議員も報酬と待遇がよすぎて世襲と税金泥棒の巣窟となっている日本の議会制民主主義※前編(国会議員について)

神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!
選挙の時だけ、実現する気もない空疎な公約や耳触りのよいスローガンを並べるだけで、自民党議員は外交と軍事および内政に到るまでが、米国の言いなりであり(年次改革要望書や日米合同委員会の密約)、税制や労働法制は経団連の言いなりです。 国民の声など、どこにも反映されない仕組みなのです。 ましてや、自民党議員の4割を占める世襲議員は 「家業」 として国会議員を代々続けてきたのですから、一族で蓄積してきた財務基盤も盤石です。 ゆえに「一族の特権・利権」を守ることこそが第一義となるわけです。シモジモの国民の声などに聞く耳をもたないのは当然なのです。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる 第90回(2024年3月18日号) +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ みなさま、こんにちは! 「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。 さて今回は、「 国会議員も地方議員も報酬と待遇がよすぎて世襲と税金泥棒の巣窟となっている日本の議会制民主主義 」というテーマでお届けしたいと思います。 まずは、今回はその前編として「国会議員」について取り上げます。 自民党国会議員の派閥におけるパーティー券のキックバックによる裏金づくりの問題が相変わらず真相不明のまま、まだまだ報道をにぎわしています。 しかし、国民が期待した国会議員の「集団逮捕」もなく、検察もさっさと関連した小物を摘発しただけでお茶を濁し、大物には手加減して幕引きに向かいましたから、またもや今回も、汚いカネと政治家の問題はウヤムヤなままに終わるのでしょう。 「検察ファッショ」にもほど遠く、独自の裁量権さえ放棄して、人事に弱い、むしろ政権・自民党との癒着が育まれてきたという検察の醜い構図が見て取れます。 かくして戦後ずっと続いてきた「政治とカネの汚れた関係」は、ちっとも改善されぬまま、またぞろ将来への禍根を残すカタチで雲散霧消し、また将来での同じ事態への繰り返しへとつながることなのでしょう。 自浄能力のない自民党の国会議員たちは、毎回のように結託した検察やマスメディアとともに国民を騙して終わります。 それもこれも、わが国では有権者の半分しか投票に行かず、反日・売国・世襲・カネまみれの与党・自民党に投票する愚かな有権者がつねに2割~3割程度いるために、毎回のように、こうなります。 カネ、カネ、カネ…の問題が常につきまとう日本の自民党政治家たちですが、まったくもって懲りない連中なのです。 まあ、カネ儲けが目当てで議員になった――というような世襲中心のメンメンで構成された政党ですから、ある意味これも当然のことかもしれません。 国民がどれだけ貧窮しようが、自民党議員たちが特権を貪り続けられる、この構図は、いわば愚かな日本国民の自業自得なのです。 国会議員の彼らは、カネに困っているはずもないぐらい、世界でも有数の高額報酬と高待遇を得ているのです。 それでも、毎度のようにこうしたカネの問題が起こるのです。 今回のテーマは、国会議員や地方議員の高額報酬と待遇がよすぎるために、さらにカネ儲けに走る輩を生んでいる――という観点から、彼らの報酬と待遇について考えてみたいと思います。まずは、国会議員に絞って今回は筆をすすめます。 -------------------------------------------- 国会議員も地方議員も報酬と待遇がよすぎて世襲と税金泥棒の巣窟となっているニッポンの議会制民主主義! ※前編(国会議員について) -------------------------------------------- 日本の国会議員は、衆議院(465名)と参議院(248名)で合計713名います。 政党によっては員数合わせで、有名人を担ぎ出して国会議員に埋め合わせるような風潮も見られるため、議員定数が多すぎるのではないかとさえ思えますが、人口比で世界各国と比べるとそうでもないのです。 人口100万人当たりでは、イギリスの国会議員数は約22人、フランスは約14人、南アフリカやドイツは約8人、韓国は約6人、日本は約5人なのです。意外や日本は標準的です。 日本より少ないのは、ロシヤの約4人、ブラジルの約3人、中国の約2人などとなっています。 そして、驚くべきことに米国は、人口100万人に対して1・7人しか国会議員はいないほどに少ないのです(人口3億3589万人で上院100議席・下院435議席で国会議員計535名)。 これらの状況を見ると、日本はこれでも、まあまあという国会議員数なのです。 議員数が少なすぎても、民意は反映されにくくなり、多すぎても「リンゲルマン効果」で一人一人の議員の手抜き・怠慢現象が生じますから、民主主義国家としては、日本の議員数は許容の範囲内ともいえるのです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 次回は、今回の引き続きで 「地方議員」」についてのオイシイ報酬額と高待遇 を取り上げます。

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  • 1990年のバブル崩壊から続く「失われた30年」を経て、ニッポン国の衰退ぶりは鮮明です。デフレ下でGDPは伸びず、賃金は上がらず、少子高齢化で人口は減り、貧富の格差も広がりました。 いったいどうしてこんなことになったのでしょう。政治、経済、社会、マネーや投資に瑕疵があったのは否めません。本メルマガは、そうした諸分野に潜む「闇」を炙り出しグイグイえぐっていこうとするものです。
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