アメリカの大統領選挙予備選の「スーパーチューズデイ」が
終わって、「もしトラ」が「ほぼトラ」へと、シフトしました。
「ほぼトラ」で、内外の投資家から「日本の地政学的リスク」が改
めてクローズアップされ始めたように思います。
リテラシーの高い投資家の間では、「ほぼトラ」で「リスクオフの
円高・日本株売り」が既に始まっているのかもしれません。
3月6日、パウエルFRB議長は議会証言を行ないました。
この議会証言で議長は「年半ば以降の利下げ」を示唆。
このとき、パウエル議長は痛々しいほどアメリカ議会から「利下
げ」の圧力を既に受けていました。
そして、3月8日には、とうとうバイデン大統領までもがペンシ
ルバニアでの演説で、FRBを「金利を決める小さな組織」とこけ
おろしながら、「利下げは間違いない!」と断言しました。
もちろん、バイデン大統領のこの発言は、大統領選挙を意識して
の追い詰められた発言です。
今のパウエルFRB議長は、利下げへと「日和(ひより)始めてい
る可能性があります。
3月6日からドル円の為替市場が大きく動きました!!!
ドル円の為替がこのように大きく動いた主な背景には、
↓ ↓ ↓
・日銀が早ければ3月18~19日の政策決定会合で、マイナス
金利を解除、金利をプラス0.0~0.1%まで引上げて、さらに
はYCCも解除するかも知れないとの観測が市場に急速に織り込
まれ始めたこと、
・その一方で、アメリカではパウエルFRBが今年半ば以降には利
下げへと動くとの観測が広がったこと、
・さらにさらに、日本の次期総裁による「来年2025年度予算
での増税」の懸念をも市場が織り込み始めていること、
などです。
2024年は、「日銀が引き締めへ、FRBが利下げへ」の年。
心あるマーケット関係者ならば、半年以上前から怖れていた
「ドル安円高トレンド」がとうとう始まったのです!!!
今後は、ドル円は今年半ばに向けて、1ドル140円を割り込む
まで、(もしかしたら1ドル130円台半ばまで)ドル安円高が進
行するのではないでしょうか???
日経平均は、3万5,000円あたりまで続落して行くのではな
いでしょうか???
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