田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.462
成功者の奥さんにハイスクールスィートハート(高校時代からの彼女)が多いわけ
ウォール街の帝王と言われたマイケルミルケン氏のプライベートジェットに乗せてもらっていた時の話。
結婚の話になり「高校時代から付き合っていた奥さんに助けられた」とウルウルしながら話してくれた。
「私が何物でもない時から私を信じてくれたから、私が逮捕されてもガンになっても私を捨てずに寄り添ってくれた」
世界一の富豪の一人であった彼なら、ハリウッド女優でもモデルでも誰でも選り取り見取りだっただろう。実際、彼の会合に来るカップルにはそういうかなり年下のトロフィーワイフを見せびらかす人も多かった。
しかし、私の周りの成功者にはハイスクールスィートハート、高校時代の同級生、と結婚している人が多い。浮き沈みのある人生を支え、同じ感覚を持つパートナーこそが、最適なのかもしれない。
成功する前から、自分を認めてくれるという点も大事なんだろう。
大谷選手の結婚が話題になり、彼の同僚の奥さんが話題になっている。ムーキーベッツ選手もクレイトンカーショー選手も高校時代からの彼女を奥さんにしている。フレディフリーマン選手も学生時代からの彼女が奥さんだという。
大谷選手は選球眼だけでなく、全てについて本質を見抜く人物だと感じさせるので、どなたかは知らないが、同じ感覚を持ち自分がどうなろうが同じ態度で接するであろうパートナーを選んでいるであろう。
一番最近の私の投資先の起業家も高校時代のクラスメイトと結婚したばかり。そしてCOOとして彼の会社を引っ張っている。浮ついていない起業家はいいパートナーを選んで長期に事業にコミットする。
成功する前から同じ夢を信じてやり抜く素晴らしいパートナーだ。
マイケルミルケン氏の奥さんにも何度も会い、彼女の日本旅行の旅程を作りガイドも手配したことがある。そのガイドの頑張りに感動して最後に彼に渡したチップが彼の年収の倍くらいあり彼から「全部もらっていいか」と連絡があったことを思い出した。
とってもゆっくり話す優しい夫人だった。「あなた、こんなご主人を、事業の失敗、ガン、逮捕、という人生の三大危機からよく救いましたね。すごいね」とのど元まで出てきたがそこまで言えなかったが。本当に素晴らしい人だった。
もちろん、色んな形があるので、どこでどう出会うかはケースバイケースでしょうが。成功してから寄ってくる人には要注意かも。大谷選手もそういう連中を相当警戒したでしょう。3~4年前だから彼がケガしてどん底の時に出会ってますね。どん底で出会う人の方がいいかもしれませんね。
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