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高評価まで「もう一息」の好業績銘柄

田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
2024年03月15日 ■ 高評価まで「もう一息」の好業績銘柄   東京株式市場で投資家の買いが半導体銘柄以外にも広がっている。先週5日、ゼネコンの大林組株は自己資本利益率(ROE)目標の引き上げを手掛かりに株価が2割高を演じた。同日は、急ピッチな上げが続いていた半導体関連銘柄への利益確定売りが優勢となったが、東証プライム市場の値上がり銘柄は約6割を占め、大林組のようにROE目標を引き上げる企業や低PBR銘柄にも物色が向かっている。  そんな折、国内運用会社が投資先企業に株価を意識した経営を要請する方針を掲げた。例えば、三菱UFJアセットマネジメントは、ROE(自己資本利益率)が過去3期連続で8%を下回りPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の企業に対し、株主総会で社長などの代表取締役の再任に反対する。公募投信で約90兆円の国内株を組み込む運用会社で議決権行使を厳しくする動きが広がれば、上場企業の経営改革が一段と進む可能性がある。  そこで、今回はあと一息でPBR1倍以上、ROE8%以上になると見られる銘柄に注目。東京プライム市場上場で好業績、高配当利回りの銘柄をスクリーニングしてみた。その条件は次の通り。  *東証プライム上場 *営業業増益率 +15%以上 *PBR=0.7~0.9倍  *ROE 8%未満 *予想配当利回り=3%以上 *来期も増益見通し  いずれの銘柄も、目下は割安水準に放置され、基本的に予想PERも低い状態にある。

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  • 田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
  • マーケット・経済専門チャンネル「日経CNBC」で毎週コメンテータを務める田嶋智太郎が、番組内で取り上げたタイムリーな話題や注目の材料、当面のストラテジーなどをテキストにて拡張再現。プラスαの話題も盛り込んで、今後の投資の参考にしていただきたいと思っています。「番組は観ていない」という方、「観たけれどあらためて文書でおさらいしておきたい」という方、「とにかく使える情報が欲しい」という方などに向けて真面目に正しく発信して参ります。
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