日経平均は当面はこのまま「もみ合い」を続けることでしょう。
さて、今週発表された二つのアメリカの物価統計(消費者物価指
数と生産者物価指数)が市場の期待を裏切って「上振れ」ていたこ
とを受けて、3月19~20日のFOMCでは「タカ派転換」が予
想されています。
先週から今週にかけてのアメリカ株式市場も、一時の勢いを失っ
て「横ばい」「もみ合い」状態になっています。
もしかしたらひょっとすると、アメリカ株式市場は一旦は調整す
るかも知れません。(ここらあたりの確信は無し)
さて、
アメリカでは、「アメリカ経済が向こう1年以内にリセッションに
陥る確率は、まだ39%くらいは残ってる」というアンケート(プ
ロ向けのアンケート)調査も存在します。
もし仮に、アメリカ経済が向こう1年以内にリセッションに陥っ
たならば、「今現在のアメリカ株式市場のバブルの初期段階に見え
る状態」は、実は単純に「暴落前によく見られる株式市場の『最後
の一刷毛』」だったことになります。
では、景気後退入り(リセッション入り)するケースや市場で突然
のパニックが発生するケースには、どのような内容の物が考えら
れるのでしょうか???
↓ ↓ ↓
・まず第一に、地政学的リスクが急速に高まって原油価格が急騰
するケース。
・アメリカ経済のインフレがしつこく高止まって、パウエルFRB
が利下げどころか利上げせざるを得なくなるケース。
・巨大なバラマキで懐の潤った個人がとうとう貯蓄を使い果たし
て、アメリカの個人消費が急速に冷え込み、アメリカ経済が崖か
ら落ちるように急減速するケース。
・昨年3月に発生した地銀危機の時ように、商業用不動産価格の
さらなる下落で再び地銀危機(パニック)が巻き起こるケース。
・ロシア通貨危機や中国危機など、海外の新興国で危機が巻き起
きて、そのパニックがアメリカ市場にも波及するケース、
などなどが考えられます。
39%の割合で今後の市場では「暴落」や「パニック」が起きるか
も知れないのです。
フルインベストメントで今回のバブルに乗るのはよしましょう。
余力を残して、いくばくか「次へのパニック」にも備えながら、
「AIバブル」に乗ってゆきましょう。
いずれにせよ、目下のアメリカ株式市場では、まだ上昇のモメン
タムが非常に強く、途中調整が入ったとしても、まだまだ上昇す
ることでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)