30年ぶりの高い春闘要求に満額回答
今年の春闘賃上げ交渉は、13日に集中回答が出ました。多くの企業で「満額回答」を勝ち得ましたが、中には日本製鉄のように、組合の要求3万円引き上げに対して、3万5千円の賃上げ回答を得たところもあります。これは率にして14.2%の大幅引き上げとなります。組合の「忖度要求」に比べ、現実の企業の支払い力はこれを上回るものだったようです。
「24年の賃上げは5.28%」
連合によると、今年の春闘に対する要求目標は5%以上となっていましたが、直近の集計によると、各組合の要求は5.85%増に、そして15日に集計した一次回答分では、今年の賃上げが5.28%となりました。そもそも5%を超える要求となったのは1994年の5.4%の要求以来、30年ぶりだそうですが、5.28%の賃上げは昨年の3.58%を1.7%ポイントも上回り、久々の大幅増となりました。
また、定昇を区別してベア分だけを抽出できる654組合についてみると、ベアは3.70%に達したと言います。
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