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2024年3月18日号「上司がろくに指示をせず、後出しジャンケンで非難してきます」

『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」
『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年3月18日号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年3月18日号 ●赤羽雄二の視点:人の力を借り、仲間と一緒に成長する(『成長思考』その14)●今週の相談 ・上司がろくに指示をせず、後出しジャンケンで非難してきます。1年ほど我慢していたのですが、疲れましたし、これ以上だとおかしくなりそうです。何かいい方法はないでしょうか。 ・ひとりっ子です。両親が典型的な過保護・過干渉で、最近この言葉を知るまではそういうものだと思っていました。ただ、すごく生きづらいのでいろいろ本を読んだり話を聞いたりするうちに、両親が毒親であり、コントロールされてきたことに気づきました。ただ、どこからどうしていくのかわからないので、ぜひ教えてください。仕事はできるほうです。 ・友人が自殺しました。最近は何年も会っていなかったのですが、先月急にLINEが来ましたが、とりとめのない内容だったのと、仕事で大変だったので、あまり丁寧にやりとりできませんでした。なので、自殺という話を聞いたとき、ひどく後悔し、ちょっと立ち直れない状況です。 毎週月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【はじめに】 本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com ) 【『ゼロ秒思考』とは】 『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。 「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くなります。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。 20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。 誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。 「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」 「打てば響くような会話ができるようになった」 「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」 「自分に自信がついた」 「気持ちを素直に伝えらえるようになった」 本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。 赤羽雄二の視点:人の力を借り、仲間と一緒に成長する(『成長思考』その14) ひとりでできることには限界がある 成長するためには、思いっきり、人の力を借りる必要があります。ひとりでできることには限界があるし、脱落しやすいからです。ただ、多くの人は、あれこれ考えすぎたり、他人がどう思うのだろうと気にしすぎたりして、人の力を借りるのがかなり苦手です。  プライドがじゃまするのでしょうか。「人の力を借りると負けだ」と思ったり、「人に依頼すると、相手に侮られる」と思ったりするなどの理由で、人の力を借りづらい人が多いようです。 でも、プライドって何なのでしょうか。「自分は、本当はもっと偉い。こんな仕事をしているような人ではない」という自負や自尊心でしょうか。日本語で「あの人はプライドが高い」という場合、「自分のことを自慢したがり、自分が優位だと思いたがり、すぐプライドが傷つけられたと騒ぐ人」という意味で使われることが多いようです。 しかし、それは、まったくの無意味です。そんなことを思うかどうかにかかわらず、自分の評価は周囲が決めることで、勝手に「自分の評価はもっと高い」と言い張るようなものではないからです。 一方、自尊心は、「自分の価値を信じ、卑屈になりすぎない気持ち」として、ある程度、ポジティブなものとしてとらえられています。「あの人はプライドが高い」というのは、何らかの過剰な誇り、根拠のないうぬぼれ、自慢に近い自負を感じるときに使われると思います。 よく、上司や運動部の先輩から「プライドを持て」と言われますが、これは「自分にもっと自信を持て。卑屈になるな。やればきっとできる」という意味だと理解しています。私自身、高校ではタッチフットボール、大学ではアメリカンフットボール部で、そういうことを先輩から言われたような気もしますし、そのころは、自分も後輩に言っていたかもしれません。 しかし、この言葉は、そういう意味で使っても、何の意味も持たないし、行動が変わるわけでもありません。先輩から後輩へ、上司から部下に言う常套句で、それ自身にほとんど意味があるとは考えられません。ただ、「プライド」という意味不明の言葉だけが消えずにひとり歩きしてしまいます。 こうした「プライド」が、私たちの成長を多いに邪魔してしまいます。意味のない「プライド」は持たないようにするほうが建設的だし、そうしたほうが成長を阻害しないと考えています。 この点を解決することが、成長のためにはどうしても必要です。人の力を借りるには、「プライド」という、ほとんどの場合に有害な言葉を使わないようにする必要があります。 「プライド」という言葉を、自分の語彙から追放してしまうのです。ほとんど、百害あって一利なしなので、そういう概念や思いは、頑張って捨ててしまったほうがいいです。 もちろん、「プライド」という言葉を使い続けてきた人にとって、簡単には捨てられないこともよくわかります。「プライドにすがって生きてきた」という人もいるでしょう。ただ、心が安定し、仕事もできる人は、あまり「プライド」という言葉を使いません。使う必要がないからです。関係のない言葉だからです。心の中では、自分を尊重し、自分が正しいと思うことをどんどんやっており、「プライドがどうしたこうした」という言葉とは無縁です。 もちろん、そうなるためには、自分にある程度の自信、あるいは自己肯定感を持つ必要があります。自信や自己肯定感がないと、「負けてしまう」あるいは「人に馬鹿にされている」ような気がしてしまうからです。 そうなると、プライドが災いして、人の力を借りることができません。 自分への自信のなさは、小さな成功体験を多数積むことによってのみ解消していきますので、そのへんの努力がどうしても欠かせないわけです。 仲間がいれば、脱落しにくい

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  • 『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」
  • 34万部の『ゼロ秒思考』など24冊と、年間100回のセミナーなど、1万人を超える方々の成長を支援し、悩み相談にお答えしてきた赤羽雄二による、「成長を加速する人生相談」です。 どうすればもやもやを解消しもっと早く成長できるのか、どうすればもう少し自信を持って仕事に取り組んだりプライベートの悩みを解消したりできるのか、皆さんから頂く質問にお答えすることで、迷いをなくし気持ちよく進んでいただきたいと考えています。 また、人生相談の他にも「赤羽雄二の視点」と題したスペシャルコラムをメルマガ内で毎週掲載しています。
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