2024/03/18 第179号
▽執筆▽
日本立禅会主宰・立禅ナビゲーター
凪(nagi)恵美子
【日本立禅会ホームページ】
https://rituzenkai.jp/
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まぐまぐの Woman NEXT Award 応募作品として4通連続でお届けします
▽ 私の「エンパワーメント・ストーリーズ」その3 ▽
日本立禅会主宰の凪恵美子です。
わたくしは、常日ごろ、自分の運営している日本立禅会に興味を持ってくださる人が増えて欲しいと熱望しています。
なぜかというと・・一人だとさみしいからです。
わたくしは立禅という心身の修養法を丸々20年、継続しておりますが、鉄人のような意志力で続けたのではない。
立禅は非常に地味ぃな修養であるので、一人でコツコツと継続できる自信は端からなかった。
お仲間や道連れがいて、お稽古アフターのお茶や食事を共に楽しんだり、美しい自然の中での稽古に癒されたり、
時にはライバルが無いことには動機が続かない。
そもそも意志薄弱で無気力な自分を、どうにか継続させていくには、周囲の人の力や山や海の自然の力に助けられるしかない。
生来、わたくしは我慢が効かぬ、気力不足で、すぐ欲に負ける性格です。
ただ、立禅という修養を続けたらば、将来どんなお婆ちゃんになれるのだろう? それをこの身で確かめてみたいという欲に呑み込まれた。
途中で辞めたらそれができないのを我慢できない。悔しい。なんとかしたい。自分一人では、頑張れないからお仲間を作る。
弟二人の長女気質のせいか、リーダー役をしている方が責任感と勇気が出るのでそうしました。自分の稽古も本当は面倒です。
けれども、自分が先生役であること。先生として恥ずかしい姿を見せられないと思うと今日もお稽古できます。
生徒さん、会員さまが居てくださる、来て下さると思うことが励みになっている。それ以外の動機では気力に繋がらないのが、わたくしです。
時に傲慢な態度に見えるかもしれないけれど、あなたのおかげでわたしがいる。と、いつも思っています。
Woman NEXT Award への応募をきっかけにメールマガジンの読者を増やし、立禅に取り組んでくださる人が増える事を大いに期待しています。
わたくしは、立禅の先生をしていますが 生徒さんに対して、あるいはSNSを通じて、自分の経歴を多く語ることはしません。
良いことを語れば自慢気になるし、振り返って不幸や苦しみを語るのも辛いものです。何事もなく平静に生きてきた顔をして、穏やかに過ごすのが、わたくしの望みであり、立禅修養の最大の目的でもあります。
とはいえ、時に(できるだけ真摯に)語ることも、それを聞く人の中に小さなきっかけを作るかもしれません。
【わたしのプロフィール】
神戸市出身。長女(弟二人)。実家はお好み焼店。
兵庫県立神戸高等学校から多摩美術大学大学芸術学科(現代美術)卒業
卒業後、乗馬クラブ研修生を経て結婚、出産、離婚、シングルマザーとして
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