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第312回 下落したビットコイン、これからどうなるのか?、作曲におけるAIとブロックチェーン その2

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第312回 下落したビットコイン、これからどうなるのか?、作曲におけるAIとブロックチェーン その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 ビットコインを中心とする暗号通貨が大きく値を下げた。それをとりまく状況を詳しく解説する。今後どうなるのか見えてくる。次にメインテーマとして、作曲におけるAIとブロックチェーンのその2として、この分野においてすでに稼働しているプロジェクトを複数紹介する。 ▼大きく値を下げたビットコイン ビットコインを中心とする暗号通貨全般が大きく下げた。ビットコインは15日の高値73,000ドルから16日の初めには65,800ドルまで下落し、その後わずかに回復した。一方、最も流動性の高い暗号通貨の広範な指数であるコインデスク20は8.25%下落した。 イーサリアム(ETH)、カルダノ(Cardano)のADA、BNBチェーン(BNB Chain)のBNB、XRPは同様の損失を示し、ボラティリティの高いミームコインのドージコイン(DOGE)と柴犬(SHIB)は13%下落した。SolanaのSOLトークンは、15日から1%上昇した唯一の主要トークンとなった。 下落の背景にあるのは、アメリカの生産者物価指数の上昇だった。2月の生産者物価指数(PPI)が0.6%上昇し、1月のペースを倍増させ、エコノミストの予測を上回った。これがアメリカの景気は思ったほどよくないという観測を生み、売りが始まった。データによると、暗号追跡先物の損失は8億ドルを超え、今年2番目の大きさとなった。価格上昇に賭ける先物買いのロングは6億6千万ドルの清算に見舞われ、急落の一因となったようだ。清算とは、取引所の当初証拠金の一部または全額が失われ、取引所がレバレッジをかけたポジションを強制的にクローズすることである。 しかし、いまは少し値を戻し、3月18日現在では68,300ドル(約1019万円)程度で取引されている。これから値を下げる局面もあるだろうが、基本的にビットコインの相場は安定し、極端に下落することはまずないという観測の方が多くなっている。 ●地政学的なリスクの増大 こうしたビットコイン相場の安定には、機関投資家がポートフォリオに組み入れたビットコインETFの人気がある。これは前回も説明したように、機関投資家のほとんどはビットコインETFを長期投資の対象と見ているので、相場が変動しても売り出ることは少ない。

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  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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