見沼氷川公園2024/03/21 (第6678号、通算第7658号)
山田のかかし
見沼田んぼの中にはいくつか神社や祠が祀られているが、その中のひとつ、氷川女體神社の前に妻沼氷川公園がある。池や芝生広場がある、さして広くもなく特徴もない普通の公園だ。だが、この公園には童謡の「案山子」の発祥の地を示す大きな案山子の記念碑が公園入口の真正面にあることで知られている。
この童謡は1911年(明治44年)の音楽教科書「尋常小学唱歌(二)」に採用されたのが初出で、作詞・作曲者は「不詳」とされていたが、国定教科書の編纂に携わっていた見沼出身の国文学者武笠三(むかさ さん、1871年 - 1929年)が作詞者である。作曲者は分かっていない。編纂官だったために名を伏せたと考えられている。「雪(雪やこんこん)」「池の鯉(出てこい出てこい池の鯉)」「日の丸の旗(白地に赤く日の丸染めて)」など多数の唱歌を作詞した。
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