拾われし者|No.172|原田寛|芦原英幸と直弟子たち
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メールマガジン『拾われし者』 No.172
全日本テコンドー学生選手権大会(後編)
いよいよ始まった、テコンドー公式戦の初戦。
思わぬ形で、廻し蹴りが決まり、先行得点を得てたのも束の間。
あっと言う間のインターバル。
そこで、冷静にふと周りを見渡すと、この緊張の初戦をじっと見守る背広姿の男性が目に入った。
そのお方は、愛知県で「大上會」と言う空手団体を主催される大上先生だった。
先生ご自身も、フルコンタクト空手の世界において、極真会や佐藤塾の大会においても優勝等の数多くの実績を残され、空手とテコンドーの良き部分を稽古体系と組手に組み入れ、後進の指導に励み、数多くの優秀な選手を輩出されていた。
聞く所によると、大上先生が今回の小野寺天汰選手のテコンドー挑戦を進め、食事会に誘い本人の決断にまで導かれたとの事であった。
岡本依子先生や舘 先生、そしてこの大上先生と、フルコンタクト空手界からテコンドーへの挑戦を果たし、又実績を踏まえ活躍される先生のオリンピックに対する熱い情熱を感じ取れる方々が数多くいらっしゃる事も、今回の挑戦においての有り難い気付きと出会いでもあった。
又、各々の先生方が最初の入口挑戦において厳しい試練にて悔しい思いをし、それを糧にして空手スタイルからテコンドーに挑戦する独自の組手法を編み出し結果を残されている。
本当に有難い先生方に暖かく見守られながらのインターバルの空間を成していた。
あっと言う間の1分間のインターバルが終了し、2ラウンド目に突入していく。
1ラウンド目と異なり、相手もこちらの動きを分析し、攻めに転じてくる事が容易に想像出来得た。
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