喜多川泰のLeader’s Village Vol.104号です。
自分に起こる出来事の多くは、自分の心が土台となって起こるべくして起こることです。
本人は、
「ついてない」
「どうして自分ばっかり」
と思っているような出来事でも、それはその人の心のあり方が鋳型となって出てきた現象に過ぎないと思うことがたくさんありますよね。
例えばあなたの職場にも、
「仕事を辞めたい」
と考えている人がいるかもしれない。今はいなくても過去にはいたでしょう。
彼らの話を聞いていると、会社や職場、仕事内容に対するクレームが次から次へと出てくる。
「今時ありえないくらいブラック」
「上司の人間性を疑う」
「自分は一生懸命やっているのに認めてもらえない」
「別の人ばかりが贔屓されている」
「実力相応の仕事をさせてもらえない」
などなど。
もし、その人が言っていることがすべてその通りなら、本当に一日もはやくその職場を辞めて他の会社に移った方がいいのは間違いないんだけど…
実際にそういう相談をこれまでに受けたこともあるでしょう。
そのときあなたはどう思った?
僕も25年以上経営者をやっていますから、そういう話を何度も聞かされてきました。
そしてたいていの場合思うのは、
「辞めるのは構わないけど、きっと他の職場に行っても君に起こる問題は変わらないと思うよ」
ということなんです。もちろんそんなこと言ったりしないけど。
なぜなら自分以外の周りの責任にしてるけど、元を正せば自分の心のあり方が原因で、その問題は起こってるんだよと思えることがほとんどだから。
僕たちの人生おいて起こることを変えるには、まず心のあり方を変えなければならないんですね。その心のあり方が鋳型となってその通りの出来事が未来には起こるから。
そのことは自体は村民のみなさんは理解されていると思うんです。
だから、人生においてたくさんの「いいこと」を手にするために、それを出現させるに相応しい心のあり方を身につけようと、心を磨くために本を読んだり、常にポジティブマインドでいようと心がけたり、マイナスな言葉を使わないように気にしたり、いつも笑顔でいるように意識したり、「ありがとう」という言葉を大切にしたり…
多くの人がそのような生き方を選択するようになる。
その変化は人生において本当に素晴らしい転換点となります。
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