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ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)2024年3月23日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  メジャーリーグ、そして日本国内に動揺が広がる。ドジャースが大谷翔平選手の通訳を務めていた、水原一平氏(39)との契約を解除した。複数の米メディアが、水原氏の解雇を20日付で、報道し、球団側も事実上、認める。  水原氏をめぐっては、違法賭博への関与が指摘。ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によると、違法とされるブックメーカー(賭け屋)との関係は浮上し、告発された。  さらにスポーツ専門局ESPNは捜査対象のブックメーカーに水原氏の借金があり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000蔓延)が送金されていたと報道(1)。  アメリカでは、オンライン上のスポーツ賭博が近年急成長し、米国の州では合法化を加速。いわば、大谷選手の巨額契約も、「スポーツ賭博のおかげ」といっても過言ではない。一方、米大リーグ選手会は競技の公平性を損ないかねないと懸念を示す・  メジャーリーグの歴史をめぐっては、通算最多安打記録保持者のピート・ローズ氏が野球賭博に関与し、永久追放処分となった。米国育ちの水原氏については、スポーツ賭博は日本よりも身近なものでもあるが、やや社会性の欠如や倫理感の欠如が指摘されてもおかしくはない。  そして日本のメディアも、ここまで水原氏を”もてはやした”責任はある。 (1)ロサンゼルス、ソウル=共同「大谷選手の通訳 解雇」西日本新聞、2024年3月22日付朝刊、30項 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 自民党過激懇親会でダンサーにチップ口移し 相次ぐ自民党のハレンチスキャンダル 海外にも騒動が波及 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  裏金事件に続き、自民党に新たなスキャンダルが発覚、波紋を広げている。和歌山県連が昨年11月に開いた会合は、露出度の高い服装を着た女性ダンサーが複数人招かれていた。産経新聞の8日付の報道で明らかに。  報道によると、会合に参加していた人たちの中には、女性ダンサーに直接チップを渡す場面も見られた。この会合の費用に公的資金が使われている可能性も指摘された。  この問題の会合は、昨年11月18日に和歌山県で開かれたもので、党の青年局が関連する近畿ブロックの会議の後の懇親会として約40人が参加。この会合には、青年局長の藤原崇氏と青年局長代理の中曽根康隆氏も出席していた。 「懇親会には50人が参加したそうです。近畿ブロック青年部は親が地元の建設業の社長だったりのボンボン連中がいて、地方議員になったりしています。参加者は懇親会に公費が使われていないとしていますが、事実関係はこれから詳しく調べられるそうですが、あきれてしまいます」(同)(1)  この報道を受けて、藤原氏と中曽根氏は8日に金子恭之組織運動本部長宛てに役職を辞任することを表明し、辞任は受理される。 目次 ・今回だけでない! 相次ぐハレンチ行為 ・幹部議員もぞくぞくとハレンチ行為 ・騒動は海外にも知れ渡る 永田町、流れる「6月岸田首相退陣説」 ・今回だけでない! 相次ぐハレンチ行為  自民党の議員たちを巻き込んだ不適切な問題は、今回だけではない。  例えば、安倍派の裏金問題で参議院幹事長を辞めた世耕弘成氏の後任になった松山政司元総活躍担当大臣については、自身が関わったとされる「女体盛り」疑惑があった。  松山氏は、政治家になる前に地元福岡の松山建設の社長を務め、1999年には日本青年会議所(JC)の会頭に就任。彼がJC会頭になる前の年、福岡JC理事長時代に、JCメンバーが不適切な「女体盛り」行為に及んだという。 「一次会は普通の懇親会でした。それが終わるころ、進行役の地元JCのメンバーがこう挨拶したんです。『今日はバレンタインデーなので、旭川では女体盛りを用意しました』。すると部屋を仕切ってあったカーテンが開き、見ると、女の子が全裸で寝ていて刺身が盛ってあった」  また、安倍派の裏金問題で自民党の国対委員長を辞任した高木毅元復興大臣の「パンツ泥棒」問題も記憶に新しい。  報道によると、高木氏は30歳前後の時、敦賀市の20代女性の住宅に侵入し、下着を盗もうとしたという。  西村康稔前経済産業大臣に関しても、問題が報じられた。西村氏が私設秘書から経産相の政務秘書官に抜擢した女性を、昨年11月のアメリカ出張時に同じ部屋で宿泊させたと週刊文春が昨年末に報道。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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