前回問題にした成田悠輔氏だが、財務省が広報誌に起用していたことを国会で山本太郎氏が質問したとのことだ。
知らなかったような話になっているが、実は私は知っていたと見ている。
財務省にとって国の赤字を減らすためにいちばん有効なのは年金を減らすことだ。
年金の赤字は税金で埋めないといけないのだが、2022年度の社会保障料の給付は131兆円。うち国からの公費が36兆円である。社会保障料のうち、年金が最大部分で58.9兆円だ。年金を減らすことができれば、保険料収入はほとんど変わらないから国からの公費負担はかなり減る。
そのために給付時期を遅らせるなどしているのだが、もう一つの解決法は人々に早く死んでもらうことだ。
たとえば成田氏の発言を目にして、うつ病の高齢者が「やはり生きていたら邪魔なんだ」と思って自殺が増えれば、それだけ年金の支出は減る。
財務省にとっては、成田氏のように高齢者が死んだ方が国のためになると言ってくれる人がいることはとてもありがたい。約200万人の高齢者がうつ病ないし、うつ状態なのだから、死にたいと思っている高齢者は数十万人は確実にいる。その背中を押してくれるのだから神様のようなものだ。逆に言うと成田氏は、日本で最大級の死神なり、自殺教唆者といえる。
実は、財務省が国のさまざまな政策に介入して少しでも日本人を早く死んでもらうように画策していると私は想像している。その特殊部署について、現在、実は小説を書いている。かなり面白いので期待してほしい。(賞には縁がなさそうだが)
ということで、おそらくは財務省は成田氏をもっとスターになることを期待して広報誌に起用したと想像する。そして、その意を受けて、高齢者に早く死んでほしい、情報番組のプロデューサーたちが成田氏をどんどん起用していったのだろう。
ところで、茨城で暴走少年たちが警察に追いかけられるために、土浦警察署(御多分に漏れず立派な建物だ)やパトカーに生卵を投げつけ、信号無視や蛇行運転をしたとのことで9人の少年が逮捕されたそうだ。
もちろん、許されることではないが、レイプ事件や強盗事件のようなものでも、まともに捜査しないのに、自分たちの顔に泥を塗られた時の警察の仕事の速さは凄いものがある。ストーカーの被害者にもぜひ同じように仕事をしてほしいものだ。
この少年たちのやったことは法は犯しているが、別に人をはねたわけでもないし、警察官にけがをさせたわけではない。しかし、警察に逆らったものは、マスコミを通じて思いきり断罪する。
中国やロシアの批判をする前に、やったことの重さより、自分たちに逆らったほうが罪が重いという警察の発想をマスコミは問題にできないのだろうか?なにせ、人を撥ね殺したときの点数より、免許の更新を忘れて(あるいは、忙しくて更新ができないで)無免許で運転した時の点数が重い国だ。
いずれにせよ、近頃の若者は権力に逆らわないようになったのに、この少年たちが珍しいのも事実だ。
昔は弱きを助け、強きを挫くというのが任侠の基本的気風だった。武士道的な生き方の見本ともされた。
暴力団が排除されてから、わが国では強気を助け、弱きを挫くのが政治家の基本パターンになった。
弱小国家の北朝鮮が誘拐事件を起こすとカンカンになって怒る(もちろん、それは正しい対応なのは間違いないが)のに、強いアメリカさまの人間がレイプ殺人をして本国に逃げ帰っても(一応、本国で裁判をやる名目だが)へらへらしている国のえらいさんより、よほどこの少年たちに武士道を感じるのは私が異常だからなのだろうか?
いずれにせよ、道徳をほざく政治家が、平気で税逃れをして、警察に捕まりそうになるとパソコンを壊す国では、武士道は期待できない。
弱きを助け、強きを挫く人が少しでも増えることは嬉しい。
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