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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1420
<Vol.1420号:土曜増刊:2月、3月の金融市場>
2024年3月23日:金融の風の変化は、まだ起こっていない
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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3月は、例年金融の相場に転換が起こりやすい月です。投資主体とし
てもっとも大きく、世界の株・国債・債券のポートフォリオ運用をす
るファンドの4半期決算だからです(3月、6月、9月、12月)。
【ファンドの四半期決算】
決算の月と翌月にかけて、1)利益確定の売りと、3)ポートフォリオ
の変更が起こりやすい。
なおファンドのポートフォリオ運用では、長期的に安定して上がると
市場が予想している金の割合が増えています(ピクテ証券など)。
ファンドは、売買の手口を知られるとそれを混乱させる売買も起こる
ので明らかにしないことが多い。ピクテ証券は珍しくこれからのポー
トフォリオの内容を明らかにしています。
実は、分散投資の割合であるポートフォリオこそが、ファンドの命で
す。相場では買い手にとっては、売り手は敵です(多額の運用では戦
場とも言えます)。信託銀行を通じて売買する日銀やGPIFも「覆面買
い/覆面売り」が多いのです。
(注)データが多く、少し難しい内容ですが示しておきます。
(これからはゴールドか? ピクテ・ジャパン)
https://www.youtube.com/watch?v=-CTQYK0YA6Q&list=WL
金への投資が好まれるのは、上昇と下落の平均的な幅であるボラティ
リティ(標準偏差の2倍=ボリンジャー・バンドの2σ)が、金は2/3
くらいと低いからです。ボリンジャー・バンド内の価格変化が95%、
上に2.5%、下に2.5%の価格の確率です。人間には、この推計の統計
学での予想しかできないのです。
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