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第313回 ETFを警戒するSEC、今後どうなるのか?、大統領選挙とAI、ブロックチェーン その1
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▼今回の記事
先週、ビットコインを中心とした暗号通貨は大きく値を下げた。いまは上がっているが、この状況を紹介する。最後にメインテーマとして、大統領選挙とAI、ブロックチェーンのその1として、この分野の概要を紹介する。
▼先週は下落したビットコイン
ビットコインは過去5日で1.48%の下落した。若干の下落である。一時は1000万円を切り954万円まで下落した。いまは少し値を戻し、3月25日現在で10078万円で取引されている。
先週の下落を主導したのは、ビットコインETFからの流出である。「グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」からの大量の資金流出があったのだ。3月22日、「GBTC」は3億5900万ドルの資金流出を記録し、ファンドグループ全体で9400万ドルの資金流出となった。また、「フィデリティ」の「ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)」も、「BitMEX Research」がまとめたデータによると、1日の資金流入額が史上最低となった。先週は、スポットETFは8億3000万ドル以上の資金流出を記録しており、ビットコインが39,000ドルまで下落した1月下旬以来、2度目のマイナスの週になった。
アナリストは、「GBTC」の売りが増加しているのは、暗号資産運用会社、「ジェネシス」が破産手続きの一環としてビットコインや株式を売却していることが一因である可能性があると指摘した。売却が完了すれば、良好なマクロ環境と良好な中央銀行の政策により、ETFへの資金流入が再び増加する可能性があるとそのアナリストの報告書は述べている。
さらに多くのアナリストは、20日に終了した「連邦準備制度理事会(FRB)」の会合後、マクロ環境はビットコインETFへの資金流入に引き続き適していると考えている。現在の米国のインフレは抑制されても、米国の金融情勢は緩和を続けている。だが今後、量的引き締めへの復帰があるかだろうが、引き締めはビットコインETFへの資金流入を加速させると考えている。
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