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『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』
~時代の本質を知る力を身につけよう~【Vol.49】
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【今週号の目次】
1. 気になったニュースから
◆ 大谷翔平選手の通訳による違法賭博疑惑
2. 今週のメインコラム
◆ 無病息災と一病息災
3. 読者の質問に答えます!
4. スタッフ“イギー”のつぶやき
【お詫びとお礼】
このたび、コロナ感染による体調不良により、第49号の配信が遅延したことを深くお詫び申し上げます。また、ご心配いただきお見舞いのメッセージを頂戴した皆様には心より厚く御礼申し上げます。
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1. 気になったニュースから
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◆ 大谷翔平選手の通訳による違法賭博疑惑
大谷翔平選手の専属通訳として長く同選手を公私にわたって支え続けてきた水原一平氏がロサンゼルス・ドジャースを突如解雇された、というニュースには驚きました。しかも、同氏の解雇が公にされたタイミングは、韓国で開催されたMLB開幕戦第2戦目の直前でした。試合での大谷選手は、1戦目に続いて2戦目でも変わらぬ活躍を見せましたが、彼を取り巻くベンチの空気は、1戦目と2戦目では明らかに異なっていました。やはり今週はこのニュースを取り上げないわけにはいかないでしょう。
大谷選手は、広く日本人全体の誇りであるだけでなく、今や米MLBにとってもナンバーワンのスタープレイヤーです。ひじの手術から復帰した今シーズンは、強豪のドジャースに移籍して、二刀流はお預けながらも打者に専念し、いよいよワールドシリーズ制覇という目標に向けた第一歩を踏み出したところでした。開幕戦直前には結婚も発表し、誰の目にもすべてが順風満帆で、彼の進む道には一点の曇りもないように見えていました。
それにしても、この事件は至って不可解です。何故か、大谷選手のスポークスマンや水原氏は、本件を追いかけていたスポーツ専門チャンネルESPNのインタビューに応じて事件の詳細について一度詳しく説明しています。しかしその直後に、そのインタビューでの説明をすべて撤回し、今度は大谷選手の弁護士から「巨額窃盗」ということで球団に報告の上で声明が出され、水原氏は即解雇されました。
詳細な経緯については、ESPNを始め、米日の様々なメディアで報じられていますのでここでは繰り返しませんが、大谷選手のスポークスマンや水原氏は、初動で球団に相談することなく、何故そのような無防備な対応を行ったのでしょうか。大谷選手のスポークスマンや弁護士と球団側との連携を含めて、危機管理の観点からは大いに疑問です。
本件の報道トーンについては、米日で温度差があります。米国では、--
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