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102回:いざ政府会議!「圧倒的に印象に残り政策実現につながる」資料作成のテクニック

政策人材のための教科書 ~現場の声を政策につなげるために~
  • 2024/03/26
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目次 1.いざ委員になれた!後こそ勝負 「結果を残す」ための資料作りのポイントとは 2.政府会議に出る前に確認すべき、会議の2つの「目的」 3.会議資料の特性を踏まえた「戦略的」な資料作成を目指す 4.戦略その1「言いたいことは『全部」言う」 5.戦略その2「でも資料はコンパクトに」 6.ズバリ言います「基本の構成」はこれだ 7.特に気を付けるべきこと①むちゃな提案をしていないか 8.特に気を付けるべきこと②ひとりよがりな提案をしていないか 9.まとめ 1.いざ委員になれた!後こそ勝負 「結果を残す」ための資料作りのポイントとは 政府会議の委員は、政策立案プロセスにおいて非常に重要な役割を果たしています。政策は官僚だけで考えるものではありません。民間の有識者を交えた政府会議(検討会、審議会)の場で議論し、現場のニーズや運用面での課題を踏まえて修正・改善することで、より実効性の高い政策を作り上げていくのです。 官僚は政策立案のプロフェッショナルではありますが、現場の実情や自治体における運用など、制度を円滑に執行するために把握しておくべき事項について、必ずしも詳しいわけではありません。官僚が示した政策案が内容的に妥当でない場合や、多くの関係者の理解が得られない可能性もあります。 現場の状況を十分に考慮していない政策案では、法案提出前の与党の了承が得られないかもしれませんし、国会審議で問題点が指摘され、議論が紛糾する恐れもあります。このような事態を避けるために、政府会議は多様な意見を取り入れ、政策をブラッシュアップするための安全装置として機能しているのです。 企業や団体の運営に関わる方や政府渉外の方は、いつ政府会議に呼ばれるかわかりません。そのような機会に備えて、効果的な資料作成のポイントを押さえておくことが重要です。民間企業のプレゼン資料とは異なる観点で、政策実現に向けた説得力のある資料を作成する必要があります。 本記事では、政府会議で結果を出すための資料作成のコツを解説します。政策を実現するために絶対に抑えておきたいポイントを、わかりやすく丁寧に説明していきます。これらの知識を身につけることで、政府会議での議論に効果的に参加し、望ましい政策の実現に貢献することができるでしょう。今回は「もし政府の会議に呼ばれたら」どんな資料を提出するべきかについて解説します。

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