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WRM:20240401:「メモの入力環境」「Workflowyをリンクベースで使う」「一緒に手帳を書く」

Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~
Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2024/04/01 第703号 _________ 今週の目次 ○「はじめに」 ○「メモの入力環境」 ○「Workflowyをリンクベースで使う」 ○「一緒に手帳を書く」 ○「おわりに」 _________ ――――――――――――――――――――――――― ○「はじめに」 ポッドキャスト、配信されております。 ◇BC086『体育館の殺人』から考える新しい読書について | ブックカタリスト https://bookcatalyst.substack.com/p/bc086-91d 今回は少し変わった試みで、「推理小説を読むときに読書メモを取ることで、読書メモの練習になるのではないか」というお話をしております。練習は目的がはっきりしているほどやりやすいので、何をすればいいのか(=犯人を当てる)がはっきりしている推理小説はピッタリではないか、というお話。 よろしければ、お聞きください。 〜〜〜ミニマムな知的生産〜〜〜 毎日少しずつ本を読み、それについてノートを書く。考えうる最少の「知的生活」とはそういうものでしょう。 そんなに大げさなことをする必要はありません。論文を100本も読まなくてもいいし、大理論を提唱しなくてもいい。自分の「外」にある知識に触れ、それについて何かしらを考える。それを日常的に行うのが知的生活です。 「知的生産」を行うなら、その活動は知的生活の上に乗っかるものであって欲しい。そう願います。いろいろなツールを使えば、知的生活を送っていなくても知的生産を行うことは可能です(生成AIの登場でさらにそれは簡単になりました)。でも、そうした知的生産をどれだけ大規模に繰り広げている人がいても、そこに憧れみたいな気持ちは生まれません。たんに「作業」をしているだけだからです。 まず一階に知的生活があり、その上の階に知的生産がある。そういう構図を維持しておきたいものです。 〜〜〜間の読書〜〜〜 ところで、本の読み方には速読と精読があるかと思うのですが、毎日少しずつ本を読み、それについてノートを書くという行為は、その間くらいに位置づけられそうです。 たとえば30分読書して、その内容を3分くらいでまとめる。その「まとめ」は正確無比なものである必要はありません。自分がその日読んだ部分の輪郭線を大雑把にスケッチする感覚でOK。私はTwitterでよくそういうまとめのツイートをしています。 たったその3分のまとめ、つまり本格的な精読に比べれば貧弱なまとめでしかないものも、ただざっと読んで終わりにするだけに比べればかなり強力な「知的生産的効果」があります。これはもう保証できます。やるとやらないとでは、ゴリラとキングコングくらいの違いがあります(当社比)。 ただまっすぐ進んでいくのではなく、定期的に立ち止まり、振り返りながら進んでいく。そういうコイル型の読書もいいものです。 〜〜〜仕事術は単純〜〜〜 すごく乱暴に言うと、仕事術は単純な話で済みます。 「仕事」は、成果で測定され、その成果も「こうすれば成果ですよ」と規定されていることがほとんどだからです。言い換えれば、何が価値あることなのかが自明、ということです(あくまでそういうタテマエがあるという話で、現実の複雑さを捨象している点にはご注意ください)。

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