『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年4月1日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年4月1日号
●赤羽雄二の視点:日本人の生産性はなぜ低いのか(『速さは全てを解決する』その1)●今週の相談
・気分が落ちると、2週間くらいは落ちたままです。だめだとわかっているのですが、どうしようもないです。私はずっとこのままでしょうか。
・妻が転職します。何社か応募していて不安なのかあれこれ相談してきます。アドバイスをすると怒るのでどうしたらいいかわかりません
・転職したら上司が10歳くらい年下になってしまいました。わかってはいたことですが、彼の未熟な言動を見るにつけ、だんだん我慢できなくなってきました。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くなります。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:日本人の生産性はなぜ低いのか(『速さは全てを解決する』その1)
日本人のホワイトカラーの生産性は本当に低いのか
日本人のホワイトカラーの生産性(労力やインプットと、生み出された価値やアウトプットとの割合)は相当に低いと言われているが、私自身の経験でもそう考えざるを得ない。少し話をしただけでも、改善余地が次々に見つかる。
海外との数値的な比較は経営学者の方々に任せるとして、企業での仕事の実態を見ると、
・会議が多い、長い
・会議の参加者が多い。発言しない参加者も多数
・会議での差し戻し、再審議が多い
・会議以外でも、職場でだらだらとしたおしゃべり、打合せが多い
・案件ごとに膨大な書類作成が要求される。つくり直しも多い
・上司の指示が曖昧な割に期待が大きく、何度もやり直しさせられる
・この業務で何を達成すべきか目標が曖昧なことが多く、時間をかけて解決しようとする
・上司が帰るまで帰りづらい職場が多く、仕事を短時間ですませようとしない、できない
・定時という概念が弱く、それまでに仕事を終えようという意識が乏しい
・サービス残業が多い。そのため、のんびり仕事をする
などが頻繁に目撃される。
大企業でも中小企業でも、スピードが命のはずのベンチャーでも会議が多くて長く、しかもだらだらとした進行が頻繁に見られる。論点を明確にして、素早く結論を出そうとするより、ともかく時間をかけてじっくりと議論しようとする。
じっくりと議論する内容が本当にあり、知見がどんどん深まればいいが、責任逃れのための時間つぶし、優柔不断なための長時間の議論が平気で行なわれる。
会議以外でも、業務中に上司に呼ばれることは頻繁にある。業務に関しての具体的な指示ならともかく、上司の昔話や自慢話あるいは小言に長々と付き合わされることも普通に起きる。
また、上司だけではなく、先輩や同僚とも、時間コストという概念のない議論が続くことが多いのではないだろうか。しかも、その議論に付き合わないと、「人付き合いの悪いやつ」ということになる。
サービス残業なるものは、契約社会の欧米ではあり得ないが、日本では多くの会社でサービス残業をして上司が残っている間は帰らないことが美徳とされている。それを無視して帰ったりすると「近ごろの若いやつは」ということで浮いてしまう。
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