しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」Vol.566
03/19/2024
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●花の種を植えました
皆さんおはようございます!日本は桜の季節到来かと思いますが、いかがお過ごし
でしょうか。ベイエリアはなんとなくまだ雨が多い日が続いています。あと数週間もす
ればカラッカラに乾燥したカリフォルニアが戻ってくるのでしょうが、4月の中旬くらい
まではかなり雨が多いです。1年前の冬はカリフォルニアは100年に一度の豪雨
で、至る所で土砂災害がありましたが、今回の冬はそこまでの災害につながるよう
な連日の豪雨はありませんでした。とはいえ、例年よりは雨が多いそうです。
ところで、カリフォルニアポピーの種を庭に撒いたのですが、ついに芽が出てきまし
た!カリフォルニアポピーはこちらでは野草のように生えているので非常に強いそう
です。我が家の庭は家庭菜園がほぼ全滅するような過酷な環境なので、カリフォル
ニアポピーのような強い植物ならばなんとか生長してくれるのではないかと期待して
います。そもそも芽が出たことが我が家にはビッグニュースです。昨年は何を植えて
も芽が出ずすぐに枯れてしまっていたので、順調に芽が出たことがむしろ驚きです。
ただ、撒いたところすべてから芽が出たわけではありません。日当たりがそこそこ
あって、土の状態が良いところからは芽が出てきましたが、すこし苔っぽい状態の土
からは一切生えてきません。我が家の庭を見ると大きなレッドウッドの下は日当たり
が悪く苔が多いのですが、苔に覆われた土からは他の植物があまり生えてきませ
ん。苔以外の植物が生育しにくい環境である上に、苔そのものが生存競争に勝つた
めに他の植物が生えにくい土壌環境を作っているのでしょうか。苔が生えているエリ
アはどうにもならない感があり、そのまま苔地帯になっています。気を抜くと芝生に
まで苔が侵入して拡大するのです。まさか乾燥したカリフォルニアで豪雨や苔と戦う
とは思いませんでしたが、兎にも角にもカリフォルニアポピーの芽が出てきたことは
嬉しく、最近の小さな幸せです。
●緑一面の丘を歩く
この時期は北カリフォルニアは雨が多い一方で、新緑が楽しめる貴重な時期でもあ
ります。6月にはすっかりカラカラになり、雨が降らない上に太陽がジリジリになるの
で、草花はすべて枯れてしまいます。木々の緑は生き延びることができますが、背
丈の低い草花は根も深くないので、乾燥と熱でほぼ全滅してしまうのです。なので、
今の時期が草花が萌える綺麗な季節なのです。我が家の近所にも丘や山が沢山あ
りますが、ハイキングができるトレイルも無数にあります。先週も陽の光を浴びにリ
バモアという街(サンフランシスコから車で1時間ほど)のはずれにある丘にハイキン
グをしに行きました。リバモアは夏になると一面が茶色で、まるで「地の果て」のよう
に見える場所ですが、いまの時期は一面が緑でとても綺麗です。丘をハイキングす
ると、まるで北海道かハイジの世界にでもいるような気分になります。360度見渡す
限り緑の丘がポコポコと続くその景色は、なかなか東海岸では見られませんでし
た。
ちなみに、リバモアはその乾燥した気候からぶどうの栽培に適しているようで、ワイ
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