永田町異聞メルマガ版
「国家権力&メディア一刀両断」 2024.04.04
新 恭(あらた きょう)
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裏金の真相を「聴取・処分・訪米」でごまかし幕引きをはかる岸田首相
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裏金キックバックという安倍派ぐるみのインチキな蓄財法をあみだしたのも森
喜朗氏なら、いったん取りやめ方針が決まったのに復活させたのも森喜朗氏。
安倍派の幹部連中は知っていながら、こぞって口をつぐんでいる。政治に多少
の関心がある人なら誰しもそのように察しはついているだろう。
岸田首相が“真犯人”を差し出してこそ、世間は納得し、支持率も上昇する可
能性がある。それがわかっていても、ムラの長老のような存在に手をつけるの
は、あとの“祟り”が怖い。森氏が牛耳ってきた安倍派は、解体過程にあると
はいえ、まだ一定のまとまりがある。総反発を食らう事態は避けたいところ。
どうやら、岸田首相は森氏の疑惑には目をつぶり、その分、安倍派幹部への懲
罰を強めにして、問題の幕引きをはかるつもりのようだ。
そのための“儀式”が安倍派幹部への「聴取」といわれるものだ。裏金議員へ
の“処分”を実行するにあたり、不正の真相究明への努力をしないままでは、
処分の正当性に疑問符がつけられる。岸田首相は3月26,27日の両日、東京都
内のホテルに、安倍派の幹部である塩谷立、下村博文、西村康稔、世耕弘成の
各氏を個別に呼んで、話を聞いた。
4人は2022年8月、パーティー券売上の裏金キックバックを、その年の4月に決
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