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★RANGAI文庫通信2024年4月5日号

RANGAI通信
★RANGAI文庫通信2024年4月5日号  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 目次 ■編集室より ・「命あるうちに命の中を歩め」のコト ・百年生き延びる作品についてなどなど ■早坂近況と雑談 ・オクタビオ・パス再読 ・実験する新作 詩「座礁した男」「交差する道でうつ伏  せる人のカタチ」「光をもてなす身体」  「透明な楽曲」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■RANGAI文庫編集室より 早坂です 桜が満開です。 お変わりありませんか? 美しい仕事をした方が次々亡くなりますね。 彼らからのメッセージは 「命あるうちに命の中を歩め」です。 (『光あるうち光の中を歩め』は、トルストイ の作品です。彼はキリスト教的な意味合い で使いました) トルストイは今、あまり読まれなくなった様 ですが、40年前は小さな書店にも必ず 置いてありました。芸術家が遺した作品は 死後、長く、私達に力を及ぼす装置として 健気に働き続けますね。 印刷物はそういう意味では長く生き延び やすいカタチなのだと思います。何より手 に取りやすく保管しやすい。 一冊の手書きのノートの中で金子みすゞ の詩は生き延び、中也の生前、唯一の 詩集「山羊の歌」は確か200部。賢治は 生前「春と修羅」を自費で千部印刷し、 実際に百部、人手に渡ったかどうか。 少し遡ってランボーの初版本に至っては、 自費出版の費用が支払えず、詩集は出 版社の倉庫に眠り続け、彼が詩作から離 れた頃に、ヴェルレーヌによって作品が

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  • 主に早坂類のエッセイをお届けします。併せてRANGAI文庫の出版物についてのお知らせや、「創作の遊び場・RANGAI」メンバーの活動状況や作品についてのお知らせなどを予定しています。
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