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大きな流れ

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2024/04/07
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大きな流れ おはようございます もう新年度入りをしてしまいましたが、少し去年度の話を。最近はあまりにも左に寄りすぎていたのでさっぱりみなくなったTBSのサンデーモーニングが終了をしました。確か、私が中学生か高校生のころにスタートした番組ですが感慨深いものがありました。ここの名物コーナー、元日ハムの大沢さんや張本さんの言いたい放題のコメントが好きでした。関口さんをはじめとして、張本さんへの中傷がネットでひどかったという記事がよく出ていますけど、私らの世代にとっては、みなさんにとっての松阪やイチロー、大谷のようなスーパースターであり、張本さんが批判されるのは本当につらいものです。老害、と言われたみたいですが、正直な話、関口さんなどはご年齢からすれば戦争経験世代です。そういう人たちに非難中傷を浴びせるのはどうなのかな、と思います。 ほとんどの世代が戦争をしらなく、関口さんだけが声高に戦争が多く起こることにずっと批判的だったのは、象徴的なことです。確かに現実をみていない側面があるかもしれませんが、それでも反対と言い続けるのは大事なことだと私は思います。 そしてなんだかんだといっても30年以上続けたこと、に対しての敬意が全く感じられないことに違和感だらけです。批判している方々は、30年もトップを張り続けることの苦労などわかっていないから安易な批判に走るのだろう、と思います。 ネットというのは多様な意見を拾うという相当なメリットがありますが、あまりにも考えの浅い主張ばかりがクローズアップされているようにも感じます。批判自体はよいことだと思いますが、言ってはいけないことまでも言っているような気がします。何にせよ、表舞台から消えていく人に対して罵詈雑言を浴びせる、というのは単なるイジメとしか思えません。いい加減にしろよ、と思います。そこはきちんと線引きしないといけない、と思います。 ■イランイスラエルに関して イランがイスラエルを攻撃する、ということに先週マーケットに緊張が走りました。私からすればそんなバカげたこと現実に起こる可能性は非常に低い、と思いますし、また少し事情を知っている方であれば周辺が必死に止めに入るはずだ、ということになると思います。 それをネットなど見ていると、それがさも現実味を帯びているように書くマーケット関係者のなんと多いことに驚きました。そういうのを私から言わせれば煽り、というのであり何がしたいのだろう、と思ってしまいます。 イランとイスラエルの位置関係を地図でみてほしい、と思います。イランがイスラエルを攻撃するのにはサウジを越境しなければいけません。たとえば北朝鮮が日本に攻撃を加えるとすればアメリカが黙っていないことは明かなことです。 サウジとイスラエルはアメリカの同盟国であり、それを攻撃する、ということはアメリカに戦争を吹っ掛けたという意味と同じことです。それこそ、世界戦になる可能性があるわけです。アメリカはどこの国に対しても先制攻撃を加えないと公言しているので、イランがそれを行えば、どうなるのか、わかり切ったことです。そうなる前に周辺国が仲裁に入るはずです。 今回はその仲介がカタールだったのですが、イランの外相がカタール、イスラエルに喧嘩を吹っ掛けたと報道をされました。これで余計に緊張が高まったのでしょう。そもそもイラン大使館攻撃というのはイスラエルが意図的に行ったものでしょう。気持ちは理解できます。一方でイランは50年前のイランの米大使館占拠事件のあと、コントラ事件まで発展し、米国からありとあらゆるいやがらせを受けてきて、自国の大使館が攻撃されたことの重大性をアメリカは理解しているはずです。そしてイラン人が死亡すれば報復されるのは必然の話です。それをカタールが仲裁したのですが、その怒りを収めるための交換条件がイランを納得させるようなものではなかった、ということです。ゆえに、もっと高い補償をしろ、と暴言を吐いた、と予想がつくものです。それを交戦だ、というのはおかしな話だよね、と私は思います。

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