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国際戦略コラム NO.p0814 ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
2024.04.08 ???
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イランの参戦か?
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イスラエルは、ダマスカスのイラン総領事館を空爆した。この空爆
でイラン革命防衛隊の高官が死亡して、イスラエルへの報復を示唆
したことで原油高騰になっている。今後を検討しよう。 津田より
0.米国と世界の状況
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NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、
2024年3月28日は39,807ドルで過去最高で、4月1日は240ドル安の
39,566ドル、2日は396ドル安の39,170ドル、3日は43ドル安の39,127
ドル、4日は530ドル安の38,596ドル、5日は307ドル高の38,904ドル。
先週、株価は600ドルの急落になっている。4日にイランの参戦懸念
で、中東情勢に対して警戒感が出て、北海ブレントは90ドルで、NY
原油先物が87ドルまで高騰した。
これにより、地政学リスクで、リスク回避の株売りが出て、10年米
国債が買われ金利は下落した。恐怖指数VIXも16と上昇したし、G&F
インデックスも49と中立まで下げた。
その上に、原油価格の高騰などで、インフレ再加速の懸念が出て、
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、今年利下げはない可能性を
発言したことで、ハイテク株も大きく売られ、米国株全体が大きく
下落した。
リスク回避の円買いと、植田日銀総裁の再度の利上げ可能性発言で
、ドル円は151円30銭まで円高になっていた。
やっと、イスラエルの戦争行動に世界が目を向けることになるよう
だ。原油高騰、株価の下落などで、地政学リスクを見る必要がでて
きた。
しかし、非農業部門雇用者数30.3万人増と、予想20.0万人増、前回
27.5万人増より多く、好調な米雇用統計となり、加えて48時間内に
イランのミサイル攻撃がなく、5日は半分戻し、米10年国債利回りも
大幅上昇し、再度151円70銭台に戻した。
しかし、3月米製造業雇用者数は0.0万人と増えず、予想0.3万人増よ
り少ない。イエレン財務長官は訪中して、中国産の雑貨類の輸入を
増やす方向で交渉して、インフレを押さえたいようである。
このような動向で、BRICS各国の中銀は金を大きく買っている。ドル
資産は、米国の恣意で資産凍結されるので、米ドルでの外貨準備が
できないからである。このため、金も上昇している。
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