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辺 真一メールマガジン
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2024.04.07 Vol.365
[毎月5,15,25日発行+号外あり]
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韓国の総選挙 与党が過半数を取れば、尹政権は安定、負ければレームダック! 勝敗の行方は首都圏に!
韓国の第22代国会議員選挙(総選挙)は4月10日が投開票日である。
選挙への国民の関心は極めて高く、4月5日から6日にかけて実施された事前投票率は歴代最高の31.28%(約1385万人)を記録した。(前回の最終投票率は77.1%).8%となっている。性別では女性(50.5%)のほうが男性(49.5%)よりも多い。
今回の選挙の最大の争点は与党「国民の力」と野党第1党の「共に民主党」(民主党)のどちらが国会で過半数(151議席)を握るのか、仮に両党とも過半数を割った場合、どちらが第1党になるのかにある。
前回の第21代総選挙(2020年4月15日)では「国民の力」の前身、未来統合党は地方区で163議席を獲得した民主党に対して84議席しか取れなかった。比例も合わせて103議席にとどまった。最大の敗因は首都圏と比較的に中道層の多い忠清道で惨敗したことだ。
全議席(300議席)のうち、選挙区(地方区)選出議員は254人で、残り46人は比例選出である。地方区254議席の内訳は以下の通りである。
首都圏123議席(ソウル市=48議席、仁川市=14議席、京畿道=60議席、)、忠清道28議席(忠清南道=11議席、大田市=7議席、世宗市=2議席、忠清北道=8議席)、慶尚道65議席(釜山市=18議席、蔚山市=6議席、慶尚南道=16議席、大邱=12議席・慶尚北道=13議席)、全羅道28議席(光州市=8議席、全羅南道10議席、全羅北道10議席)、江原道8議席、済州道3議席。
与党は全体の3分の1以上を占めている首都圏(前回は122議席)のうち16議席しか取れなかった。ソウル市では8議席、京畿道では7議席、仁川市ではなんと1人しか当選できなかった。忠清道では民主党の独占となった大田市(7議席)を含め多くの選挙区で接戦を制することができなかった。首都圏を制すれば、与党の過半数獲得も夢ではないが、与党は選挙状況を分析してみる。
□ソウル市(48議席)
与党は江南区甲、江南区乙、江南区柄、瑞草区甲、瑞草区乙では当選確実とみている。富裕層の多い江南区は伝統的に保守が強い。また松坡区甲と陽川区とも有利な情勢にあるとみている。
これに激戦区の鐘路区、城東区甲、城東区乙、龍山区、広津区甲、広津区乙、麻浦区甲、麻浦区乙、永登浦区甲、永登浦区乙、銅雀区甲、銅雀区乙、松坡区乙のうち3分の2で勝利できれば、前回(8議席)の議席を倍増することができる。
▲鐘路区:崔在亨(67)vs郭相彦(52)
「政治1番地」と呼ばれているこの区では与党は弁護士出身の崔在亨(チェ・ジェヒョン)議員の再選を目指している。民主党は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の娘婿である郭相彦(クァック・サンオム)弁護士を擁立。元・現弁護士同士の対決に民主党出身の琴泰燮(クム・テソプ)元議員(56)が「改革新党」から出馬。三つ巴となり、崔候補が漁夫の利を得ている。
▲城東区甲:尹喜淑(54)vs全賢姫(59)
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