2023年のアメリカには移民が大量に流入した模様です。
一説にはその数「2023年一年間でおよそ280万人」に登っ
たと推定されています。
その結果、この1年間で、アメリカの人口はおよそ0.9%増加し
たと推定されます。こういった移民達はたいていはアメリカで職
を得て働きますから、アメリカのGDP成長率には人口が増えた
分だけ拡大圧力が加わります!!♪
2023年の実質GDP成長率は年後半からは伸びが加速、第三
四半期、第四四半期の伸びは、それぞれ4.9%、3.3%と目覚
ましいものでした。
一方、この大量移民たちは労働市場の需給を緩めてくれます!♪
常に労働市場には移民という新規参入が流れ込んでいるので、労
働市場は逼迫しないまま、賃金上昇率には下方圧力が加わります。
賃金上昇率が下方トレンドを辿れば、インフレ圧力も低下トレン
ドを辿るはずです。
かくして、2023年からのアメリカ経済では、「すばらしい奇跡」
が起きているようなのです。すなわち、何百万規模に登る大量の移
民流入によって、「インフレ上昇率が穏やかに下落しながら、景気
拡大が底堅く継続する!♪」という「奇跡」です。
かくして、「想定外の大量移民」は「2023年には景気後退入り
か???」との大方の悲観論を排して、2023年もアメリカ経済
を拡大させてアメリカ株式市場を大幅上昇させてくれたのです。
かくして、アメリカ経済の「3%近い高めの成長を遂げながら
2.5%くらいの高めのインフレを維持するノーランディング」
の確率や、「ゆっくりと2%成長と2%インフレへ着地してゆくソ
フトランディング」の確率がよりいっそう高まっています。
「ノーランディング」「ソフトランディング」の確率が高まること
は、アメリカ経済にとっては「良い情報」です。
が、アメリカ株式市場にとっては「長期金利が上昇する」という「悪
い情報」になりかねず、それは「相場が一旦は荒れるかもしれない」
ことを意味します。
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