喜多川泰のLeader’s Village Vol.107号です。
僕たちはとても便利な世の中に生きていますね。
スマホやPCを筆頭に便利なものが溢れ、便利なゆえにそれらに依存し、もはやそれらがなければ生活に困るような毎日を送っています。
それら便利なもののすべては電気で動いていますから、もはや家の中のコンセントはどこもかしこも埋まっていて、足りない状況。
家の中だけにとどまらず、外出先でもまず探すのがコンセントだったりしない?(笑)
かく言う、村長も数年前まで講演で新潟方面に行くときは、他の地方へ行くときと前日や当日の過ごし方が違ったんですね。理由は新幹線Maxとき号の座席にコンセントがないのでMacが使えないから。最近はE7系に変わりましたから気にしなくて済むようになりましたが。
さて、スマホやPCといった機器(デバイス)はそれ一台で会社を運営できたり、自分たちの商品やサービスをそれを必要としている人に届けたり、今みなさんがメルマガを読めるように、情報を世界中どこにいてもリアルタイムで手にすることができるという考えてみれば夢のようなアイテムを子供から大人まですべての人が手にしているわけですが、先ほども書いたように、充電されてなければ何の役にも立たないんですね。
どれほど完璧に動くように作り上げられた機械であっても
それを動かすために必要な電気(エネルギー)が流れなければまったく役に立たない。
僕が中高生に授業をするときいつも心がけていたことは、相手の共感を引き出し閉ざされた心の扉を開くということ。
「授業が始まる」「先生が話し始める」と、子どもたちはそれまでの休み時間までのテンションとは打って変わって、やる気ないモードになったり、暗くなったり、「ああ、またつまらない授業が始まる」という雰囲気に変わってしまう。
そして、
「どうせもっと頑張れっていうんだろ」
とか
「またいつものように宿題忘れのお説教されるんだよ」
と心を閉ざした状態になっているんですね。
そこに、どれだけ大切な話をしても扉に跳ね返されるだけで彼らの心には届かない。
だから、まずは心の扉を開けることに専念する。
そして話をしていると、そろりと様子を見るように彼らが扉を開ける瞬間がわかる。
その瞬間を逃さず、
「あ、開けたな!」
と感じるときに、そのわずかにできた隙間にスッと大切な言葉を投げて入れてあげるんですね。
そうすると言葉が心に刺さる。しっかりと受け取ってくれる。
スマホの充電がなくて慌てるという経験は、世の中高生は日常的に経験していることでしょうから、この枕は結構彼らに共感してもらえるんですね。
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