メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

貞子第二メルマガ:「為替介入に待った!」をかけられた訪米中の岸田首相 ~「ノーランディング」の可能性が ぐっと高まったアメリカ経済~

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2024/04/12
    • シェアする
4月11日に「なかなか低下しないアメリカの3月の消費者物価 指数(CPI)」が発表になり、アメリカの長期金利が急上昇、ドル 高も進行しました。 この統計発表を受けて、急遽、訪米中の岸田首相はバイデン大統 領から「為替介入に待った!!!」をかけられたと推定できます。 コロナ危機で国債を大量に発行しすぎたアメリカの財政の状況は、 先進7か国の中で下から三番目に悪化しています。 今のアメリカの財政は、「健全性」という観点から眺めると、あの イタリアやイギリスに次いで悪いのです。 今のアメリカでは「ドル国債の信認」を保つことが重要課題にな っています。 特に4月11のCPI統計の発表以降、アメリカの長期金利には上昇 圧力が加わり始めていますから、今のアメリカにとってはドル の信認を保つためにも「ドル高」は是非とも死守したいところ。 岸田首相は「日本はアメリカに貢献する!!!」と、意気揚々と訪 米しました。 岸田首相と日本財務省は本来ならば介入するために用意していた ドルをウクライナ支援へと当てることでしょう。 というわけで、今回は日本財務省による為替介入は無し。 ドル円は1ドル155円~160円くらいまで進行するかもしれ ません。 「ドル安円高トレンド」は、植田日銀が次なる利上げを明確に示 唆して、パウエルFRBが次なる利下げを明確に示唆するまでは、 始まらないでしょう。 今のパウエルFRBは難しい舵取りに迫られています。 アメリカ経済が底堅く推移しているため、利下げを見送って高め の金利を長く維持すると、ドル高にはなってくれますが、長期金利 が上昇してしまいます。 しかしながら、今のアメリカでは政府部門も民間部門も個人部門 も大量の債務を抱え過ぎてしまっているので、金利上昇に脆くな っています。 パウエルFRBは口が裂けても言いませんが、「金融危機」を未然 に防ぐためにも、パウエルFRBは何処かの地点で利下げを行な わなければならなくなるでしょう。 遅かれ早かれ、ドルはいくばくか信任を失ってドル安トレンド へ。      

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 「マクロ金融・資産形成 de あそぼ♪」の筆者:藤井まり子が、金融資産3,000万円以上の読者に向けて送る「富裕層向けの資産形成のプレミアム・レポート」。 第一メルマガ「~de あそぼ♪~」が、「結論と要約だけ知りたいし、具体的に何をしたらよいの教えてほしい」と熱望しておられる愛読者様に、是非ともお勧めです。 この第二プレミアム・メルマガの購読者の方々は、ゴールド会員として、よりきめ細やかなアドバイスも、常時双方向で無料提供します♪ 年金不安なんか、ぶっ飛ばしましょう♪
  • 27,500円 / 月(税込)
  • 毎月 第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く)