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WRM:20240415:「メモ入力の場所」「どこまで脱Evernoteできたのか」「アルファ型とベータ型」「ミニ作品批評001」

Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~
Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2024/04/15 第705号<1> _________ 今週の目次 ○「はじめに」 ○「メモ入力の場所」 ○「どこまで脱Evernoteできたのか」 ○「アルファ型とベータ型」 ○「ミニ作品批評001」 ○「おわりに」 _________ ――――――――――――――――――――――――― ○「はじめに」 ポッドキャスト、配信されております。 ◇第百四十九回:Tak.さんとタスク管理とノートについて 作成者:うちあわせCast https://podcasters.spotify.com/pod/show/rashita/episodes/Tak-e2i8mgt ◇BC087 『音楽の人類史:発展と伝播の8億年の物語』 | by goryugo | ブックカタリスト https://bookcatalyst.substack.com/p/bc087-0fc?r=8qq62&utm_campaign=post&utm_medium=web&triedRedirect=true うちあわせCastでは、タスク管理という営みにおいてメモ・ノート的なものが必要だよね、というお話をしました。私がテキストエディタやアウトライナーでそういうマネージをやっているのは概ねこれが理由だと思います。 ブックカタリストでは、ごりゅごさんが『音楽の人類史』の一部を紹介してくださりました。今私は、AirPodでiPhoneに保存してある音楽ファイルを聞いているわけですが、そんな風に「人が演奏した曲を聴く」というのが実は特殊なことなんだ、という指摘はたいへん興味深いものです。 よろしければ、お聞きください。 〜〜〜まず何に注目するか〜〜〜 書店に行ったとしましょう。新刊コーナーをチェックします。 そのとき、まず表紙とタイトルをザッピングします。人間の脳の情報処理とはすごいもので、それだけでだいたい「あたり」がつけられます。これはよさそうという本を見つけられるのです。 次に、見つけた本を手に取ります。そのときに著者名を確認します。場合によっては出版社も確認。この段階で、「まあいいか」と棚に戻すことも少なくありません。グレーリスト(ブラックリストほどではないけれども)の著者だと一気に関心が薄れてしまうのです。 その関門をクリアすると、最初の数ページをぱらぱらとめくります。目次ないしは「はじめに」に相当する部分を読みます。 目次は本当にざっと見ます。単語を拾い読みするレベルです。でも、それだけでだいたい「あたり」がつけられます。単語の選び方や文の作り方で、作り手の価値観・世界観がうっすらと(あくまでうっすらと)感じられるからです。 「はじめに」も、冒頭の数行を読む程度です。ワインの試飲くらい。それで何がわかるかと言えば、文体です。文章のスタイル。 文章のスタイルって、テキトーなものではありません。しかるべき選択がなされています。だから文体もその本のエッセンスを表象するものである、というのが私の考えです。 で、文体が合わない本はその時点でさようならです。別段その本の質が悪いというわけではありません。単に私には合わないというだけの話です。 どれだけその本のテーマに興味があろうとも、文体が合わない場合はそこで別れを告げます。原稿で引用するために必要という場合ならば、「読む」必要はないので文体のフィット感は無視できますが、これから読もうとしている本が合わない文体だと地獄だからです。

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