今後のポイント
おはようございます
日本のまさに春本番というお天気とは裏腹に、中東ではミサイルやドローンが飛び交っている状況になんだか不思議感を感じます。遠い中東のことなど関係なく日本では町に人があふれているのですが、どこかでこんなのでよいのだろうか、と思う心はきっと正常なんだ、と思いたいものです。冬が明け本格的な春、そして夏になってなんだか浮かれてしまいますが、そんなものに悦んでいいのか、となんだか感じてしまう今日この頃の角野です。すこしおセンチな角野18才。こんなイヤな事件、早く終わってほしい、と心から願います。
■イランの思惑
フーシ派の攻撃は石油価格次第だよ、と何度も今まで言ってきました。1月が終了すると石油価格が下がるのはいつものことであり、その石油価格を下げないために、フーシ派は紅海などで攻撃を続けるでしょう、とだいぶ前に記しました。そして、現実に石油価格が上昇してくると、フーシ派の攻撃の圧は小さくなったと思います。
では、イランの貿易の状況はどうなのか、ということを見てみましょう。
https://comtrade.tradingeconomics.com/comtrade/share?r=irn&c=0000&v=treemapcategories&t=2&title=
ご覧のように石油などの鉱山からの資源輸出が約半分を占めます。
その量の推移は以下の通りです。
https://pbs.twimg.com/media/GLKVqZXa0AAOt4x?format=png&name=small
2020年からバイデン政権のスタートですが、ここから輸出は急減しています。要は、イラン核合意への復帰によってイランは貿易が成り立たなくなるというような状況に追い込まれているのです。イランは外貨収入が欲しい、それを邪魔するのはアメリカ、となるとフーシ派によるタンカー攻撃も理解できると思います。
その輸出先の国々は以下の通り
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