週刊徒然929号 2024年4月15日
今号では、徒然銘柄の石油メジャーについての話を大きな枠の中でします。
まず、今後の金利が下がるのかどうか。
今は長短金利が上昇していますが、市場見通しは26年にかけて利下げであり、予想と実態金利の乖離が起きています。
早晩、上げ下げどちらかの動きになるかで市場が大きく揺さぶられることになります。
市場価格の上下動だけではありません。金利が現状水準が続く、ないし、金利が上昇することになれば、株式の物色対象も変化することになります。
これらを踏まえて、石油メジャーについて見てゆきます。
まずは先週発表された米国の消費者物価指数(青線)を見てみましょう。
数字は、低下するとの市場予想と反対の物価の上昇でした。
その内訳も、ウェートが3割の変動物価指数(黒線)はマイナス0.27%と下がりましたがウェートが7割の粘着物価指数(赤線)4.5%と0.1%上昇しています。
つまり、値動きの激しいエネルギー価格の低迷によってインフレが少し抑えられているけれども、物価の大層を占める家賃などのサービス価格は高インフレであり、方向性も上昇傾向ということです。
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